ディア・トラックス、レディオ・デプト

ディア・トラックス、レディオ・デプト

昨夜のことですが、『Into Your Dream』ツアー@新代田FEVERに行ってきました。全部で4アクト出演の長丁場ライヴながら、新旧シューゲファン大集合(?)で会場は満員! なかなか仕事を切り上げられなくて、ザ・ディア・トラックスとレディオ・デプトしか観られなかったのですが、ほんっとに素晴らしいライヴでした。

ザ・ディア・トラックスは、朴訥としたオーケ・ポップとエレクトロ&ノイズで描き出すコントラストがこれぞ耽美。見た目の麗しさにごまかされがちだが、バンドとしての基礎体力も高くて演奏も骨太で、エレクトロ・ポップ・ユニットは雰囲気で押し切るタイプが多いなか、彼らは突き抜けてるなという印象だった。

レディオ・デプトは、本当に待ちに待った初来日。レディオ・デプトがすごいのは、鋭い批評精神と感性、そしてエモーションを併せ持っているということなのだと思う。すべての音に言い訳がなくて、必然として鳴らされているのだ。アンコールでは”1995”も披露。けっして懐古的というのではなくて、90年代オルタナティヴ、ジェネレーションXなあの感じをハードコアに持っている。だから、ただのふわふわドリーミーなサウンドには留まらないのだ。また来てくれないかな。(羽鳥)
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