現在発売中のロッキング・オン8月号では、ザ・ローリング・ストーンズの新作発表会見&近況レポを掲載しています。以下、本記事の冒頭部分より。
文=中村明美
2023年の前作『ハックニー・ダイアモンズ』の際も、ニューヨークのキャパ650人という会場でライブを披露したザ・ローリング・ストーンズ。それから3年、7月10日にリリースされる最新作『フォーリン・タングス』の発表も、5月5日にニューヨーク・ブルックリンの歴史的な会場ザ・ウェイリンで行われた。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドの3人が登場。冗談を交わしながらも、変わらぬ圧倒的な存在感の中で新作について語る、特別なイベントとなった。
キースは、「『まだこの先に何かあるはずだ』って思うから、こうやってやり続けている。それが俺たちのやり方だ」と語り、ロニーも、「誰かが曲を持ってきたら、それに挑戦するのが好きなんだ。今回のアルバムにも、“もっとハードルを上げよう”という感覚があった。俺たちは昔から野心的だったんだ」と話した。ミックは、今作のサウンドについてこう語った。
「今作で面白いのは、ストーンズというバンドのあり方そのものだ。よく『もう証明するものなんてない』と言われるけど、確かにストーンズはロックバンドだ。でも同時に、バラードも、カントリーも、ダンスミュージックもできる。つまり、あらゆるスタイルを横断できるバンドなんだよ。ひとつのスタイルに閉じこもっていない。長い年月の中で、俺たちはいろんな音楽を愛してきた。そして今でも、あらゆる音楽が好きだ。その感覚が、そのままレコーディングのやり方や、書く曲に表れている」
(以下、本誌記事へ続く)
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