現在発売中のロッキング・オン8月号の巻頭特集では、ザ・ストロークスのヒストリーを紐解く論考を掲載!
以下、本記事より。
文=粉川しのザ・ストロークスの『イズ・ディス・イット』がリリースされてから、今年は25年の節目の年になる。同作は00年代以降のインディ/オルタナティブロックの骨格、土台となった画期的なアルバムであり、意識的にせよ無意識にせよ、後世の無数のバンドたちにとって今なお「ゼロ地点」であり続けている。しかし、彼ら自身はその功績を声高にアピールしたことはない。10周年や20周年でも再現ライブはおろか、未発表音源と共にお決まりのリイシューすら行われなかったように、この完璧なフォルムに後から何かを付け足したり、感傷的な再解釈を試みたりすることは無意味だし、ダサい――という判断が、どこまでもストロークスらしいとも言える。しかし四半世紀も経てば歴史は修正されていくものだ。近年のY2Kブームは歴史の修正が再評価としてポジティブに働いた例で、ストロークスもその恩恵を受けている。その一方で、構造的な誤解や歴史の隙間にこぼれ落ちてしまった重要なディテールも存在する。20年代に入り、ストロークスが真の復活を遂げたのは、単なるノスタルジーではなく、そうしたディテールを、彼ら自身が拾い集め、「正史」として格納し直すことができたからに他ならない。(以下、本誌記事へ続く)
ザ・ストロークスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。