現在発売中のロッキング・オン6月号では、メタリカのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「メタリカには、常に探訪し続け、前進し続け、新しいことにトライしたいという欲求があり、それが、40年に及ぶ旅路になった。今回のアルバムも、その意味において誇りに思っている」
●ニューアルバムが完成して、世に出るのを待っている今の気持ちはどうですか。
「あと2週間後に世に出る。凄く楽しみだよ。制作に2年、ロックダウン中に色々なものが誕生した。既に発表している曲は素晴らしく前向きな反応を得ている。このアルバムを世界中のファンとシェアするのが待ちきれない。それ以上に興奮するのが、こうしてメタリカが未だに存在していることだ。メタリカが存在し得て、目的を持ち続け、みんなが共感できる音楽を作れていること。そのことに本当に興奮を覚えている。ロックダウンや、それに伴う不安。そして、音楽がオーディエンスに対して、もちろん、作り手に対しても、何か変化をもたらすことができるのだろうかという疑問。そういうこと総てを乗り越えてきた。ニューアルバムの世界リリースは祝福の時だ」
●ロックダウン中の制作を通じて、ネガティブになりがちな気持ちをポジティブに転化させ、それをキープし続けるのは大変なことでしたか。
「確かに不安は多かった。俺はこうしてコンピューターの前で木の椅子に座り、あの1年半以上を何が起こっているのかよく判らないまま過ごしていた。2020年のあの時点では、この手の出来事に備えていた人はいなかったはずだ。精神的にも、物理的にも、対処法のルールブックやガイドブックもなかった。もちろん、世界中には俺たちよりもずっと悪い状況に追い込まれた人間が、何百万人どころか何十億人もいたわけだが、そんな俺たちでもやっぱり途方に暮れたよ。音楽に、メタリカに何ができるのか、どう役に立てるのかを考えた。世界中のファンが繋がりを感じられるようにイベントを提案したよ。“ブラッケンド”を再構築したのを覚えているだろ。メンバーとエンジニアのグレッグ・フィデルマンを加えて、5人それぞれが異なる場所に分かれていながら音楽を構築する方法を模索したことが、大いなるヒントになった。あの前例のない酷く不安な時期に、自分たちにできることをやって、新しい音楽や新しい素材を生み出すきっかけになっていったんだ」
(以下、本誌記事へ続く)
メタリカの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』6月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。