【今月の気になるあいつ】 ゲイル
テキサス州ダラス出身、現在17歳のSSW。2021年にアトランティック・レコーズと契約しメジャーデビューシングル“abcdefu”をリリース。SNSを通じて拡散し、全世界で10億回以上のストリーミング数を記録する大ヒットとなる。今年3月にデビューEP『ア・スタディ・オブ・ザ・ヒューマン・エクスペリエンス・ボリューム・ワン』をリリースした。
現在発売中のロッキング・オン6月号では、「気になるあいつ」にてロザリアを掲載しています。本原稿の一部をご紹介。
文=高見展
昨年8月にデジタルリリースした“abcdefu”が今年1月に入って火が点き、デジタルリリースやストリーミング再生実績をランキングするビルボードのグローバル200(アメリカ以外)チャートで9週連続1位という、オリヴィア・ロドリゴらとのタイ記録も樹立してみせたゲイル。
弱冠17歳のシンガーソングライターだというところも驚きだが、メジャーデビューとなるファーストシングルでこの記録を成し遂げてみせたというのも快挙というしかないだろう。その勢いで、1月には“ur just horny”を公開し、3月には6曲入りEP『ア・スタディ・オブ・ザ・ヒューマン・エクスペリエンス・ボリューム・ワン』をリリースするまでにこぎつけている。
このEPの軸となるのは、もちろん大ヒットとなった“abcdefu”だ。メロディもコーラスもおそろしくフックが強くキャッチーで、これをエレクトロニックアレンジもふんだんに加えたロックベースなサウンドにまとめ、非の打ちどころのないポップパンクとして仕上げてみせたところが、強烈な魅力となっている。
(以下、本誌記事へ続く)
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