先日、ロンドンでライブ・デビューを果たした謎のユニット、Superorganism。そのパフォーマンスの模様がいくつかSNS上にあげられているのをチェックしたのだが、彼らのたたずまいにちょっとしびれた。
ライブの様子はこちらから。
https://www.instagram.com/p/BZ4fDwhnvpF/?taken-by=clausgade
10代女子Orono(日本人という記事もあり)をフロントに置くそのユニットは、ステージ上では7人(に見える)。お揃いのレインコート(色違い)を衣装に、3人はコーラス(タンバリン)。あとは、ベースとドラムとキーボード(?)という構成。終始、映像が打たれていたようで、彼らのMVでも表現されていた、様々なイメージがコラージュされたものが投射。それは、彼らの基調となるサウンド・デザインも同様で、そこに、ちょうどいい具合の(それはつまり、ちょうどいいということ)キャッチーさで、メロディが流れてくる。
YouTubeにあがっている彼らの曲はこちら。
上のインスタで撮られていたのがこの曲、「It’s All Good」
「Nobody Cares」
「Something For Your M.I.N.D.」
ライブの様子はこちらからも。演奏されているのは「Something For Your M.I.N.D.」。
https://www.instagram.com/p/BZ5nKFFDTjc/?taken-by=carldotyoung
Oronoは現在もアメリカはメイン州に在住、他のメンバーはルームシェアで共同生活(8人全員という記事もあり)。互いにファイルをやりとりしながら作業をしていると聞く。
エクレクティックな音楽はそれこそ山のように出てきたし今もあるのだけど、彼らの音(とたたずまい)に感じるのは、それら音と音との距離感が、そのまま、これまでにあったバンドでもユニットでもないような関係性、つまりは、まさにSNS後に生まれた新しいつながりを模しているかのようで、そこがとても気になるのだ。これまで持っていた物差しでは測れないような人と人との関わりの有様が、Superorganismの世界に飛び交う音と音とのつながり方に表れている、そこに新しさを感じる。
すでにFrank OceanやVampire WeekendのEzra Koenigがプレイリストで紹介している彼ら。どうやらDominoと契約したとの報道もある。今後もチェイス。公式サイトはこちら。
http://www.wearesuperorganism.com/
このバンド(?)気になる。SuperorganismはポストSNS時代の音楽
2017.10.10 00:15