ミューズのマシュー・ベラミーに取材しました♪ 会話その1/ミューズの「プログレ志向」について。

ミューズのマシュー・ベラミーに取材しました♪  会話その1/ミューズの「プログレ志向」について。 - pic by NICK FANCHERpic by NICK FANCHER

★8月26日(金)、
今年1月に先行シングル“ウォント・スタンド・ダウン”がドロップされて以来、
世界中のファンが今か、今か、と待っていたミューズの最新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』がついにリリースされる。

今回の新作がデビュー以来、
あらゆる音楽ジャンルを追求してきた彼らの膨大な情報量が詰まった集大成的作品であることは以前も書いたが、
実際にアルバムを聴いてみて、そのキャパシティの広さに改めて驚く人も多いと思う。

★で、本誌rockin'onでも今回のリリースに合わせマシュー・ベラミーに直撃インタヴューを行ったのですが、
新作の話はもとより、
メタル、ポップ、オルタナティヴ、エレクトロニカ等の近代音楽論。
初期から彼らの作品の主要モチーフになってきたハードSFや、宇宙論や、22年現在の社会政治論。
メタモダニズムの最新アート論や、ヴァンゲリスを起点にしたマシューの電子音楽論。
ラフマニノフ、ショパン、バッハ、エルガー等のクラシック音楽論からビートルズ論。
さらには「Z世代のギター・ロック論」や、
ザ・クラッシュレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン→ミューズの3世代を繋ぐパンク論etcと、
通常人の10人分以上の情報量が詰まったむちゃ幅広い話題を、
通常人の倍のスピードで語り倒す21世紀型ハイパー・コミュニケーションの達人。
それがマシュー・ベラミーという人であり、
現UK最強のモダン・ロック・バンド=ミューズの音楽でもある。
ということを証明するような今回の取材だった(LA滞在中のマシュー&ロンドン在住の筆者の国際電話での会話だったんだけど、
30分強の会話で、かるく通常人の1時間分以上の発言量!を喋ってくれたのには舌を巻いた。
マシューの頭の回転の速さ、雄弁さ、話題の豊富さはマジでジョン・ライドン先生にひけをとらない)。

で、そういう「これまでの日本のメディアの取材ではあまり語られなかった分野」を今回は徹底的に語ってもらうことにしたのですが、

★今日の「先出しブログ/第一弾」は、そんな会話で出た話題のひとつ=ミューズの「プログレ志向」について。

そもそもは今作収録の”Kill Or Be Killed”を、
マシューが最近「僕らがこれまで書いた曲の中で最もヘヴィな曲であり、最高のプログ・ロック・ソングだ」と形容していた。
ということから話が始まり、

この曲に限らず、
ミューズの曲や作品は英メディアが企画する「プログレ作品の名作」ランキングにこれまでにも頻繁に登場したり、
ミューズの音楽には昔から「プログレ的な要素」が濃厚でしたが、

☆そんな最近の例の一つが英メディアのこの記事。

【ミューズの「プログレ志向」が最も顕著な名曲×10】(全曲視聴動画つき♪以下のリンクで聴けます)
https://www.loudersound.com/features/muses-proggiest-moments

こうした幾多の現役バンドとは一線を画す「ミューズのネオ・プログレ的な感性」はどこから?、、、
という流れで突入した話も今回の取材ではがっつり喋り倒してくれています。

★そんなマシューの最新発言は9月7日発売のrockin'onに掲載!!!
必読。



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