世界でいちばんの「超ときめくアイドル」、超ときめき♡宣伝部の新作は、ときめきと愛、感謝が詰まったお届け物

世界でいちばんの「超ときめくアイドル」、超ときめき♡宣伝部の新作は、ときめきと愛、感謝が詰まったお届け物
今年4月で結成10周年を迎えた超ときめき♡宣伝部(以下、超とき宣)から、新旧の宣伝部員(ファンの呼称)へ、ときめきと愛、そして感謝が詰め込まれたシングル『世界でいちばんアイドル/ひみつのふふふ』が届けられた!

最近は、テレビの歌番組やバタエティ番組などでメンバーそれぞれの個性を知る機会も多くなっているので、このメンバーはどんな人だろう?と気になったら沼にハマって、ハートをロックオン!された宣伝部員も多いのではないだろうか。

そんな大活躍中の彼女たちがリリースした『世界でいちばんアイドル/ひみつのふふふ』には、超ド級のアイドルソング“世界でいちばんアイドル”、テレビアニメ「ひみつのアイプリ リング編」エンディングテーマ“ひみつのふふふ”、デジタルロックソング “セツナリベンジ”の3曲が収録された。

4月に開催された『ときめき♡春の晴れ舞台2025』のサブタイトルにもなっていた“世界でいちばんアイドル”。ポップでキラキラとしたサウンドに、《私アイドル/今日もアイドル/ずっとアイドル/世界でいちばんアイドル》という力強いサビにも心が踊る王道のアイドルソングであるが、歌詞ではアイドルに憧れる、むしろ宿命(才能?)とも言える女の子がアイドルになって輝き続ける人生が描かれているのも面白い。そんな少女がまさしくメンバー6人とリンクする。さらに《きみの声が聞こえるたび/不思議な力がみなぎるの/いつも応援してくれてりがとう!》といった彼女たちから宣伝部員への感謝の言葉も綴られた。こうやって楽曲でも思いを伝えてくれるのは本当に嬉しい!

この曲を聴くたびに感動が蘇るのが、『ときめき♡春の晴れ舞台2025』のオープニングで流れたメンバー6人の幼少期の写真だ。10周年だからこういう演出なのかな?と思っていたが、“世界でいちばんアイドル”のパフォーマンスを観ながら歌詞を辿っていくと、「この曲の主役は彼女たちしかいない! あの写真の少女たちが今、大きなステージで会場いっぱいのファンから声援を浴びて、キラキラと輝いているのか」と、その6人の人生、ドラマに感動が止まらなかった。


MVでは子供たちとキュートなダンスを披露する“ひみつのふふふ”。一度耳にしたら離れない《ひみつのひみつの×××(ふふっふ〜)》のメロディには、作詞作曲のなみぐるの遊び心とセンスを強く感じることができる。そして、恋する女の子のときめく気持ちが心を揺さぶる歌詞にも注目してほしい一曲だ。


『ときめき♡春の晴れ舞台2025』で新曲として初披露された“セツナリベンジ”は、疾走感のあるデジタルロックナンバー。ライブで初めて耳にしたわけだが、宣伝部員がしっかりと盛り上がっている光景が印象的だった。それは、《リベンジー!ベンジー!》の繰り返しやサビの《めっ!》のフレーズがこれまでの超とき宣の楽曲、ときめき♡宣伝部時代の楽曲にも通ずるものがあるからかもしれない。曲調は少し違うかもしれないが、“恋のジャッカル”や“一方通行、恋の罠”のような雰囲気を感じることができた。なので、「なんか懐かしいけど、今の6人の歌唱力だからこそ歌える楽曲だ!」という印象だったし、最近超とき宣を知った人にも、彼女たちのかっこよさを知ってもらえる楽曲ではないかと思う。

そんな3曲が収録されたこのシングルは、10周年のスタートを飾る作品ではあるが、改めて超とき宣の名刺代わり、自己紹介にもなる一枚だろう。王道アイドルソング、可愛さと一度聴いたら離れない超とき宣らしいポップソング、歌唱もダンスもかっこいいロックナンバー。例えるなら、超とき宣のライブの魅力をギュッと詰め込んだ作品だ。

このタイミングで彼女たちと出会った宣伝部員は、超とき宣の沼にハマるファクターとして、長年の宣伝部員は彼女たちからの「愛」を受け取るプレゼントとして楽しんでみるのはどうだろうか。

7月からは横浜アリーナや、大阪城ホールも含むツアー『超ときめき♡宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 〜10th Anniversary〜』が開催されるので、10周年はどんな1年になるのか(もう少しで上半期が終わるけど……)、とても楽しみで仕方ない。(岩田知大)
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