CUT6月号に松坂桃李さんのインタビュー&撮り下ろしポートレートを掲載しています! 5月23日公開の映画『父と僕の終わらない歌』はイギリスの実話をもとにした、アルツハイマー型認知症を患う父と息子の温かな愛の物語。松坂さんは、寺尾聰さん演じる愉快で奔放な父・哲太を見守る息子・雄太を演じています。本作から受け取ったメッセージを振り返りながら、「今、俳優としてできること」をどんなふうに考えているのか言葉にしてくれた松坂さん。その切実な思いに触れるインタビューから以下一部を抜粋してお届けします。
年齢を重ねていくにつれ、両親と過ごす時間というのは学生時代よりも少なくなってしまうんですよね。独り立ちすれば職場や友達のほうが、自分に新しい家族ができれば、その家族と過ごす時間のほうが多くなる。おそらくみなさん、そうなのではないかなと思います。そんな中で改めて、両親と過ごす時間の尊さを少しでも感じていただけたらいいなと思いました
インタビューのほか、撮り下ろし写真も掲載しています! 今回の撮影では、映画の中に出てくる音楽の名盤ジャケや静寂なスポットライトのイメージで、シック&ジャジーな空間を目指した編集部。いざそこに松坂さんが現れると、あまりに素敵な佇まいにスタッフ一同息を呑む……という一幕が。影まで美しいポートレートはぜひお手元で、じっくりご覧いただきたいです。(田畑早貴)(俳優として)この名を刻みつけたい!みたいなことは思っていないです(笑)。ただ強いて言うなら、自分の子どもが大きくなって、将来僕の作品を観る機会があったときに、観て良かったなと思えるような作品に出続けたいと願うくらいです。(中略)今の時代は本当に目まぐるしく変化して、いろんな情報が交錯していますよね。その中で何が大事なのかを自分で考える力だったり、『父と僕の終わらない歌』のように自分ごとに置き換えて考えられる、大事なものを見つめ直すきっかけになる作品に、これからも出ておきたいとは思います。もちろん、エンターテインメントであることを大前提に
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