野外フェスの常連で、夏の太陽を思わせるKEYTALKは、意外にも今日が初めての野外ワンマンライブだった。
夜は秋の肌寒さを感じる季節になり、"だんじり"ツアーを終えた彼らが、今度は秋の野音でどんな表情を見せてくれるのか楽しみにしていたら、その期待を遥かに超える30曲盛り盛りのセットリスト!代表的な夏のアッパーナンバーから、秋冬の情緒を感じさせるバラード、更にはアコースティックセット(+いつもの悪ふざけ)まで披露し、KEYTALKの引き出しの多さとサービス精神に大満足のライブだった。最後は得意のお祭りソングで畳みかけ、彼らのエッセンスが詰まった濃密な2時間半はフィナーレを迎えた。
ライブタイトル「天体観望 〜秋の夜空にみなみのひとつ星〜」のように星は空には見えなかったが、秋の夜空を美しく彩ったKEYTALKの楽曲は多くの人の心に残ったと思う。(古閑英揮)
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KEYTALK、初の日比谷野音ワンマンを観た
2023.10.28 22:44