レディー・ガガは最新作『アートポップ』をめぐるリリースの遅れや問題について、周りの人間から「裏切られ」、「マネジメントが適切でなかった」と語っている。
レディー・ガガは"ドゥー・ホワット・ユー・ウォント"のビデオ公開の遅れについて次のように自身のSNSリトル・モンスターズで説明している。
「今回遅れているのは、残念ながら"アプローズ"のビデオと同様に、ビデオのプランを立てて製作するのに1週間しかもらえなかったからなの。わたしを深いところで裏切った人たちは、わたしのスケジュールと健康状態の管理を誤って、結果的に引き起こされる問題の損害対処をすべてわたしにかぶせたのね。ある種の人々には数百万ドルをもらうだけでは事足りないようで。数十億ほしいみたいなの。数兆ドルはほしいみたいね。わたしでは一部の人々には足りないのね。そういう人たちはもっともっとほしいのよ」
レディー・ガガは昨年2月に骨盤を損傷し、ツアーを中止して療養と『アートポップ』制作に励んでいたが、『アートポップ』がリリースされた昨年11月にレディー・ガガは長くマネジメントを託していたトロイ・カーターと袂を分かっている。ガガは書き込みの中で説明を次のように続けている。
「残念ながら手術の後、わたしは体調が思わしくなく、あまりにも疲れていて、またあまりにも落ち込んでいて、1人では事態の収拾がつけられなかったの。それに、わたしのレーベルではわたしがこうした事態に陥っていたことを気づいていなかったの。でも、これからの数ヶ月が『アートポップ』の真の始まりとなるはずだから。というのは『アートポップ』の成功をどうでもよく思っていた人たちはもういなくなったから……これだけ長い間懸命に働いてきて、友人やパートナーと思っていた人たちからわたしがその人たちを一番必要だと感じていた時にまるで無関心な対応を受けるとは夢にも思ってなかった」
リトル・モンスターズでは今週に入ってファンからレディー・ガガに対して、『アートポップ』がレーベルのインタースコープに2500万ドル(約26億円)もの損失をもたらしているというマスコミの報道は本当なのかという問いかけがあり、これにガガはその報道が事実ではないとして、さらに「わたしは愛する者を金銭への執着のせいで失った……問題はインタースコープではないの。インタースコープはわたしのことをとても愛してくれていて、最後まで『アートポップ』の面倒を看てくれるはずよ」と答えている。
『アートポップ』はイギリスでは初登場チャート1位に輝き、これまで17万以上のセールスを記録していて、アメリカでは50万枚以上の売上をすでに記録しているが、前作『ボーン・ディス・ウェイ』やファースト『ザ・フェイム』のセールスには及んでいない。
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