元ザ・スミスのドラムのマイク・ジョイスはバンドの再結成の可能性があると思っていると語っている。
マイクはスミスの印税をめぐってモリッシーとジョニー・マーの両人に対して訴訟を起こし、100万ポンド(訴訟を起こした1989年のレートで約2億2500万円)の賠償金を勝ち取っていて、以来、モリッシーとジョニーとの関係が険悪になっていると言われている。また、バンドが最後に一緒に演奏したのも26年前のことになるが、しかし、もし4人のメンバーが全員一堂に会せばきっと合意に達することができると語っている。
『ザ・サン』紙にマイクは次のように語っている。
「この間、夢を見て、モリッシー、ジョニー、アンディ(・ルーク)とぼくとで一緒の部屋にいて、ツアーをやろうってみんなで了解したんだよ。そこでモリッシーが『では、どの曲から始めるべきかな?』って訊いてきて、全員で異口同音に"ハンド・イン・グローヴ"って答えたんだ。これでショーは始めるよってね。そこで笑いながら目が覚めたんだ」
さらに現在の機材をもってすれば、ザ・スミスの音も素晴らしいものになるはずだと次のように語っている。
「すごいサウンドになると思うよ。ぼくもプレイヤーとして上手くなってるし、モリッシーのヴォーカルも相変わらずすごいし、ジョニーも絶好調だし。あれから30年経った機材やPAをもってすれば、今ステージに出て演奏したら、とんでもないサウンドになると思うよ」
また、最近プロモーターになぜ再結成しないのかと訊かれて次のように答えたと語っている。
「それは質問を訊く相手を間違ってるよってね。毎日考えるようなことじゃないけど、もし、みんなに声をかけてもらえさえしたら、ぼくはやるって答えるよ。人を一堂に会させるといろんなことが可能になったりするもんなんだよ」
また、マイクはマンチェスターの若者に音楽の技法や音楽業界の仕組みなどについて教える教育機関のBIMMマンチェスターで先週講義を行ったが、学校について次のように語っている。
「ザ・スミスを結成した頃にこういう学校があればよかったなと思うよ。音楽業界の落とし穴などは誰にも教えてもらえなかったからね。その後、経験した問題などを避けられたかもしれないよ」
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