なんとバンドとしては12年ぶり、そしてジェームス・イハが復帰してからは解散ライブ以来、実に25年ぶりとなるザ・スマッシング・パンプキンズの来日公演が、いよいよ始まった。
バンドは、初日名古屋公演のセットリストをSNSに投稿。
9月17日には、どんなバンドにとっても特別である日本武道館でソールドアウト公演を行った。
この後9月18日から9月25日まで5公演が予定されており、すでに完売している日もあるが、追加公演が出ているのでぜひ観逃さないでほしい。
チケットに関してはこちら。
https://www.creativeman.co.jp/artist/2025/09tsp/
残念ながら私は今回の日本公演は観られてないが、今号に掲載しているインタビューでビリー・コーガンが語っていたように、25年前の来日時は解散前でバンド内は不安定な状況だった。しかし今はそのわだかまりも解消され、全員がスマパンとしての自分たちを、そしてスマパンの音楽を心から謳歌している。つまり今こそ、バンドが最強の形にあるとすら言えるのだ。
少しオアシスにも似ている。ただスマパンがオアシスと違うのは、ビリーが「過去の曲だけでなく新しい曲も聴いてもらいたい」と強く思っている点。実際セットリストにも新曲が加えられていたはずだ。それこそがバンドが未来へ進む唯一の道だと彼は考えている。だからこそ、過去と現在、そして未来を内包した最高のスマパンが聴けるのが今のライブだ。
アメリカ公演では、ジェームス・イハがステージで明るくトークしていてびっくりした。昔では考えられない光景で、それもまた今の良好な関係性を象徴しているように思う。ぜひ自分の目で確かめて欲しい。
さらに、この来日ツアー直前には新曲“Chrome Jets” も発表された。
そう言えばビリーは、去年子供たちが自分抜きで日本のディズニーシーに行ったことをずっと悔しがっていて(笑)、今回絶対行くと言っていた。果たして実現できただろうか?