先週、テキサス州シエラブランカの検問でハシシを押収され、身柄を一時警察に拘留されたフィオナ・アップルだが、9月24日に行ったニューオーリンズ公演で今回の騒動についてファンへの謝罪を表明したと『ビルボード』誌が伝えている。
フィオナは7年ぶりとなる新作『アイドラー・ホイール』を引っ提げてツアー中だが、オーディエンスに対して「自分たちのずっとやってきたことが、こんなクソみたいなことで霞んじゃった感じになってほんとにごめんなさい」と語った。
なお、フィオナは21日のヒューストン公演では拘留中に警官たちの行状をすべて書き留めて金庫に保管してあるとも語っていたが、24日にはそのことについてもステージで言い改めてオーディエンスに伝えている。
「実は金庫なんてないし、書き留めたことを(破って)暗号化したなんていうのも実はやってないし。これは自我の比較をするための方便で言ってみただけのことで、それを本気でやるほどわたしもおかしくはなってないから」
9月19日にフィオナは検問の際にツアー・バスの中から大麻樹脂のハシシを押収され、そのまま逮捕された。その翌日、フィオナは1万ドル(約78万円)の保釈金を支払って釈放され、ツアーを続けている。
その後、21日にヒューストン公演のライヴ中にフィオナは4人の警官が不適切でおそらく違法な行いをしていたことをすべて書き留め破いて暗号化したと語り、警官たちの行いへの報復としてそれを公開して有名にしてやるとステージで語った。これに対して事件にあたったハドスペス郡公安局のラスティ・フレミングは「ガタガタ言ってないで歌ってろよ」というフィオナに向けた書簡をセレブ・サイトのTMZに公開した。