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    スクリレックス、自分が嫌われているのには腑に落ちるものがあると語る

    スクリレックス、自分が嫌われているのには腑に落ちるものがあると語る - 4月25日リリースEP『バンガラング』4月25日リリースEP『バンガラング』

    4月25日にEP『バンガラング』、23日には初のフル・アルバムとなる『Voltage』をリリースするアメリカのダブステップDJ、スクリレックスことソニー・ムーアだが、人にどれだけ嫌われようとも構わないとしていて、人が自分のことをけなすのを読んでいても腑に落ちるものがあるとピッチフォークに語っている。

    「別に人がぼくのことを嫌ってもぼくは構わないんだよ。っていうか、ぼくとしては腑に落ちるんだよね。だって若い時っていうのはさ、『バックストリート・ボイーズなんてオカマだろ!』っていうノリなんだからさ」

    さらにスクリレックスはこう続けている。「しかも、キッズはみんな今コンピューターを使ってるんだからさ。ぼくがフェイスブックになにか書き込んだら、その2秒後には『てめーファッキュー……サイテー野郎……ま○こ野郎……ビッチ野郎……おかま野郎……ダブステップをダメにしやがって……エモ野郎』ってな調子だよね。けどね、そういう書き込みをしている連中のプロフィールをよく見てみるとみんなまだものすごく幼いんだってこともわかるんだよ」。

    また、スクリレックスは先月行われたグラミー賞授賞式パフォーマンスでフー・ファイターズやデッドマウスと共演しないかと声をかけられたものの断っていたことも明らかにしている。

    「アーティスト・サイドからも一緒にやらないかって声をかけてもらったんだよ。で、みんなには本当に敬意を払ってるけど、そういうことってぼくの本分じゃないんだな。ぼくはテレビはやらないんだ。ぼくのパフォーマンスっていうのは、どこか一点を凝視するっていうのとは違って、自分を取り囲むものすべてに自分がとらわれていくっていう性格のものだから、まるで違うものなんだ。それはグラミー賞とかじゃとらえようのないものなんだよ」

    さらにスクリレックスはDJとして成功する前にやっていたポスト・ハードコア・バンド、フロム・ファースト・トゥ・ラストについて「自分がやりたい音になっていなかった」のでバンドがメジャー契約した後の2007年に脱退したと語っている。「その後は楽しいからエレクトロニック・ミュージックをいろいろ作ってたんだよね」。

    フロム・ファースト・トゥ・ラストではリード・ヴォーカルも担当していたスクリレックスだが、もともと大勢の注目を浴びるのは好きではなかったと語っている。「それがまた浴びるようなことになっちゃったから、おかしなもんだよね。そういう存在にはなりたくないんだよ。ぼくがやりたいのは音楽をしこしこ作って友達とつるんでっていうことだけで、ショーをやるってことになったら、いろいろ準備してステージでロボットを動かしたりすることもできるわけだよね。音楽はそういうクレイジーで楽しいことをやるためのベースになってるんだよ」。

    その一方で、スクリレックスはメール攻勢の末、イギリスのシンガー・ソングライターのエリー・グールディングと交際することになったことを先頃ローリング・ストーン誌に語っている。

    なお、スクリレックスはロンドンのクラッパムで8月25日と26日に開催されるダンス・ミュージックの祭典サウスウェスト・フォー・フェスティヴァルへの2日目のヘッドライナー出演を決めている。1日目のヘッドライナーはチェイス・アンド・ステイタスが決定している。


    (c) NME.COM / IPC Media 2012
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