ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのマット・ソーラム、スリップノットのコーリー・テイラーと行っていたレコーディングについて語る

ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのマット・ソーラム、スリップノットのコーリー・テイラーと行っていたレコーディングについて語る - ヴェルヴェット・リヴォルヴァー 2007年作『リベルタド』ヴェルヴェット・リヴォルヴァー 2007年作『リベルタド』

ヴェルヴェット・リヴォルヴァーはスリップノットのコーリー・テイラーとアルバム1枚分の作品をレコーディングしてはいるが、リリースはされそうにもないことを明らかにしている。

ブラジルの音楽サイトLokaos.netの取材に応えたドラムのマット・ソーラムは脱退したスコット・ウィーランドの後任としてスリップノットやストーン・サワーで活動するコーリーに声をかけようと思いついたのは自分だと説明していて、最終的にスラッシュの反対にあってコーリーをヴェルヴェット・リヴォルヴァーのボーカルとして迎えることを見送ったと語っている。

コーリーとのセッションについてマットはこう振り返っている。「出来は良かったし、気に入ったよ。10曲くらいやったんだよね。音源としては明日にだって出せるくらいだよ。もう完全に仕上がってるんだ。俺としては『これで出しちゃおうぜ』って感じだったんだけどね。でも、スラッシュがなんか手応えを感じなかったみたいで。全員が一緒にやっぱりこれだって感じなきゃ、作品は出せないんだよ」。

マットはさらにコーリーと一緒にやって楽しかったけれども、スラッシュの賛成がなくてはバンドに入れるわけにもいかなかったと語っている。

「コーリーに一緒にやってみないかって声をかけたのも、これは俺の思いつきだったんだよね。『スリップノットのコーリー・テイラーを呼んでみない?』ってね。で、実際すごいいいやつだしさ、本当に気持ちのやさしいやつでね、しかも、すごいロックするし。でも、スラッシュだけ俺たちみたいには感じなかったみたいなんだ」

結局、新ボーカルがみつからないままのヴェルヴェット・リヴォルヴァーだが、マットは別にバンドが終わったわけではなくて、活動休止期間が続いているだけだと語っている。「まだ、はっきり決着がついたわけじゃないからね。今ちょっとグレー・ゾーンに突入中ってとこなんだよ。だから、終わったとは言いたくないんだ。休止状態が続いてるだけで。いずれどこかの時点でまたみんなと音楽を作ることになると思うよ」。

スコット・ウィーランドの脱退以来、バンドはオーディションもさまざまなボーカリストと行ってきていて、コーリー・テイラーはこれまでも何度か新ボーカル最有力候補として噂になったことがあった。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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