ブライアン・フェリーはリリースを控えている新作『Olympia』のジャケット写真にスーパー・モデルのケイト・モスを起用している。
アルバムのアートワークでケイトは19世紀のフランスの画家エドゥアール・マネによる裸婦像『オランピア』とまったく同じポーズをとっているという。
「ケイトは長らくぼくたちの時代のファム・ファタールとして存在感を示してきたよね。その美しさと同じ分だけ、ケイトには物議と醜聞がつきまとう。そして、マリリン・モンロー以来、最もきらびやかな女性アイコンでもあるんだよ」とブライアンはメトロ誌に語っている。
ブライアンはまたマネの『オランピア』についてこう説明している。「『オランピア』は最も初期のヌード・ピンナップみたいなものなんだよ。ある意味では、20世紀ポップ・アートの先駆けともいえる画風になっていて、特にポップ・アートについてはぼくも思い入れが強いからね」。
10月25日にリリースされるアルバムの方にはブライアンは豪華メンバーを客演として呼んでいて、そのなかにはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア、プライマル・スクリームのマニ、シザー・シスターズ、グルーヴ・アルマダなどが含まれている。
07年の『ディラネスク』以来の今回の新作にはティム・バックリーの“ソング・トゥ・ザ・サイレン”とトラフィックの“ノー・フェイス・ノー・ネイム・ノー・ナンバー”のカバーのほか新曲が8曲収録される。
ちなみにエドゥアール・マネ『オランピア』はこちらから見ることができます。(→http://www.salvastyle.org/menu_impressionism/view.cgi?file=manet_olympia00&picture=%83I%83%89%83%93%83s%83A&person=%83G%83h%83D%83A%81%5B%83%8B%81E%83%7D%83l&back=manet_olympia)
(c) NME.COM / IPC Media 2010