クラクソンズ、ニュー・アルバムに未収録だった曲はEPとしてリリース

クラクソンズ、ニュー・アルバムに未収録だった曲はEPとしてリリース

クラクソンズは8月25日にリリースされる新作に収録されなかったトラックをいずれEPとしてリリースすることを明らかにした。

新作『サーフィン・ザ・ヴォイド』用にバンドはさまざまなタイプの楽曲を制作していて、最終的に収録曲から外された曲がいろいろあるという。そうした楽曲をいずれまとめてリリースしようと思うとバンドはラジオDJのゼイン・ロウに語っている。

「ちょっとフォークっぽい感じの曲調でね。そもそもアルバムっていうより、EPとして出すだろうし、いずれみんなにもわかることになると思うよ」とジェイムス・ライトンは明らかにしている。「もっとすごく複雑な曲になっていて、いろいろ練られてもいるんだよね。ボーカルとか相当重ねたりしているし」。

ベースのジェイミー・レイノルズはEP用の楽曲は『サーフィン・ザ・ヴォイド』の収録曲よりもかなりスローな楽曲も多いという。

「かなりスローなものが多くて、ワルツみたいな曲もあって、これがまた最高なんだよ。7分間もあるワルツなんだよね」とジェイミーは説明する。「どのトラックについても音を全部作り変えてのらりくらりしたようなものにしていて、どこか単調でスローで美しくて変わった音になってるんだよ」。

プロデューサーにロス・ロビンソンを迎え、厳選した楽曲だけをカリフォルニアでレコーディングする前にどうしてこうした曲にも取り組んでいたのか、ジェイミーはこう説明している。

「このアルバム用の書き始める前までは、ぼくたちはまだ15曲しか作品を書いたことがなかったというのが大きかったと思うんだよ」とジェイミーは語る。「だから、こういう試みをやったということは、自分たちの作曲の力をさらに高めていくことになったと思うんだよね。曲と歌詞はどうやって書いていくものなのか、いろいろ学んでいくためのものだったんだ。ほんのわずかな楽曲しか書いたことのなかったぼくたちにとって、ぼくたちが得意とするものはどういうものなのかということに集中して、ポップ・レコードを書かなきゃっていう心配はすることなしに、そのやり方を見極めていく時期だったんだよね」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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