CUT9月号のバックカバーを飾るのはピーナッツくん。
釣部東京さんが作ってくださった独占のビジュアルがこちらです！
ショートアニメ『オシャレになりたい！ピーナッツくん』から飛び出し、VTuberとして、アーティストとして唯一無二の道を走り続けるピーナッツくん。キャッチーな笑いと鋭い言葉遊び、そして予想の斜め上を行く企画力で、ネットカルチャーのど真ん中を軽やかに駆け抜けてきました。
CUT初登場となる今回の特集では、最新アルバム『Tele倶楽部Ⅱ』の話題を中心に「ヒップホップ」を語るピーナッツくんへのロングインタビューの他、本作にゲスト参加した魔界ノりりむ／Daokoへのインタビュー、そしてピーナッツくん自身が『Tele倶楽部Ⅱ』の楽曲解説をするセルフライナーノーツを掲載。ピーナッツくんという異色の存在に、さまざまな角度から迫った特集となっています！
以下、特集リード文を発売に先駆けて公開します。発売は8月19日（火）。お楽しみに！
2017年7月に投稿されたショートアニメ『オシャレになりたい！ピーナッツくん』内のキャラクターであり、そこから派生した甲賀流忍者!ぽんぽことともにVTuberとして活動するピーナッツくん。2020年に始めた音楽活動で彼が飛び込むと決めたのは「ヒップホップ」のシーンだった。VTuberが奏でる音楽としては、異例のジャンルと言えるだろう。しかし、今回インタビューで話を聞いて納得した。ピーナッツくんがヒップホップを選び取ったのはむしろ必然だったのだ。自主制作オリジナルショートアニメの投稿で、ゼロから自分の「好き」や「面白い」を形にしてきた胆力。VTuberとして「かりそめの身体」をまといながらも、その輪郭を越えてあふれる人間的な声や、はみ出る生々しい感情。VTuberという型を飛び出し、自分だけのリズムでアーティストとして進む姿勢。バーチャルと現実の境界を超えて空間を行き来するシームレスさ。何者でもなかった存在が、予想もしていなかった方法で名を上げていく道のり──彼の生き様は一貫して「ヒップホップ」なのだ。
ピーナッツくんは、VTuberという枠組みを引き受けたうえで、内側からその枠を更新している。そこには、ジャンルや属性を突き破っていくエネルギーがあり、本人の「リアル」が存在する。ショートアニメの投稿も、VTuberとしての活動も、マイクを握る理由も、着ぐるみでライブする意味も、そのすべてが彼なりのヒップホップなのだ。だからこそ、今回CUTでは、彼を「NEW HIP-HOP」と評した。誰かの真似じゃなく、VTuberという輪郭すら曖昧にしながら、自分を描き続ける。そんな新しいヒップホップの形を体現しているアーティスト・ピーナッツくんの初の特集をお届けする。（阿部文香）
CUT9月号のラインナップは以下の通りです。
二宮和也 今という時代の『８番出口』
河内大和／KOTAKE CREATE×狩野英孝／ポッキー／ドズル（ドズル社）／タケヤキ翔大ヒットゲームを原作にした映画『８番出口』公開に合わせ、二宮和也が5年ぶりにCUTに登場。キャスト、原作者、ゲーム実況者──さまざまな角度から今という時代の『８番出口』を紐解く。CUTに起きた“異変”も、どうぞお見逃しなく。
ピーナッツくん
魔界ノりりむ／Daoko／『Tele倶楽部Ⅱ』セルフライナーノーツ
異色の VTuber がバックカバーに初登場！ 豪華ゲストと共に紡いだ新作『Tele倶楽部Ⅱ』を機に、そのヒップホップな在り方に迫るナッツ!!
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』櫻井孝宏／石田彰／LiSA
ROF-MAO「ROF-MAO 2nd LIVE - Limitless」レポート
中村倫也 『ライフ・イン・ザ・シアター』
松下洸平 『遠い山なみの光』
KUROMI
キタニタツヤ
水上恒司 『九龍ジェネリックロマンス』
佐藤大樹×渡邊圭祐 『恋愛禁止』
榎木淳弥×上村祐翔 『New PANTY & STOCKING with GARTERBELT』
水瀬いのり
蒼井翔太×七海ひろき
新木宏典 ミュージカル「Fate/Zero ~A Hero of Justice~」
「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Ideal and Reality-」菜々香×白峰ゆり×高橋桃子
今月のバズマン。～BUZZ OF THE MONTH～ 第121回：松本怜生
他
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CUT9月号は現在以下にてご予約可能です。
