始動は2023年で、現在の名義になってからはまだ1年ちょっとながらSNS経由でのヒットも経験し、ライブではLIQUIDROOMやZepp Shinjukuを次々とソールドアウト。傍から見ればバンドシーンに突如現れた新星という印象を抱くような動きを見せているバンドだが、それは間違いではないものの半分正解といったところである。もともとはシンガーソングライターとして活動していたボーカルのRIRIKOの下に、それぞれバンド経験を積み重ねてきた面々が集うことで始まったのがNELKEだ。いわゆる下積みもがっつり経験してきた人たちでもあるという背景は、多様な楽曲を生み出すスキルやセンスだけでなく、バンドのしなやかな強さにも繋がっていると思う。本誌初登場かつ初めての5人全員でのインタビューとなった本稿では、その成り立ちからバンド形態を選択した理由、そして最新作『ambivalence』へふんだんに込められた新たな挑戦までたっぷりと語ってもらった。
インタビュー=風間大洋 撮影=小財美香子
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年9月号より抜粋)
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