【JAPAN最新号】吠えろ、Vaundy!!! 映画『ヒロアカ』主題歌にして超弩級スタジアムロック“ホムンクルス”。そこに秘められた熱き企みを明かす!

【JAPAN最新号】吠えろ、Vaundy!!!  映画『ヒロアカ』主題歌にして超弩級スタジアムロック“ホムンクルス”。そこに秘められた熱き企みを明かす!

『replica』のブラッシュアップが現在進行形で行われてるというか。
これからは「ポップスとしての余裕」と「ものづくりの探究」のせめぎ合いみたいな曲がどんどん出てくる

Vaundyが2曲の新曲を発表した。
まずは『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の主題歌 “ホムンクルス”、そして幕張メッセでのライブで “GORILLA芝居” が初披露された。このインタビューではその2曲についてじっくりと語ってもらった。

まずは “ホムンクルス” に関して。
ロックなギターリフでハードに展開するシンプル&ストレートな曲に聴こえるが実は前半から後半へとあり得ないほど大胆な展開が仕組まれていること、そしてそれはVaundyの『ヒロアカ』への、映画の主題歌への思いや考え方の反映なのだということも明かされる。アニメや映画への思いは普通は歌詞やメロディに込められるものだが、楽曲の構造自体にそれを込めてしまうVaundyはやっぱり規格外だ。

そしてノンタイアップで生まれた新曲 “GORILLA芝居” は、“ホムンクルス”とは逆にナチュラルで本能的なグルーヴがひたすら気持ちよくループする曲。だが歌詞は、日常に潜むフェイクな構造をペロッとめくりあげて暴くような鋭さが光っている。

まったくタイプの違う2曲だが、実は共通しているポイントがある。それは「今の日本の音楽シーンにあるサウンドイディオムをいっさい使わずに、今にふさわしい新たなサウンドを作り上げている」ということ。それは大ヒットしている“タイムパラドックス”にも共通するポイントで、つまり最新アルバム『replica』で掲げた音楽論を完全に実践しているのだ。
その発想の大胆さ、実行力、そして作品のパワーと完成度とポップさ、すベてにおいてやはりVaundyはとてつもない存在だ。

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=太田好治
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年9月号より抜粋)


『ROCKIN'ON JAPAN』9月号のご購入はこちら
JAPAN最新号、発売中! Official髭男dism/別冊ゆず/Vaundy/Mrs. GREEN APPLE/吉井和哉×渋谷龍太/BE:FIRST/ONE OK ROCK/サカナクション/UNISON SQUARE GARDEN/My Hair is Bad/ねぐせ。/宮本浩次
7月30日(火)に発売する『ROCKIN’ON JAPAN』9月号の表紙とラインナップを公開しました。今月号の表紙巻頭は、Official髭男dismです。 ●Official髭男dism 新作『Rejoice』のすべて ──困難を乗り越えて辿り着いた、ポジティブで揺るぎない大傑作を…
JAPAN最新号、発売中! Official髭男dism/別冊ゆず/Vaundy/Mrs. GREEN APPLE/吉井和哉×渋谷龍太/BE:FIRST/ONE OK ROCK/サカナクション/UNISON SQUARE GARDEN/My Hair is Bad/ねぐせ。/宮本浩次
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする