先週、ミック・ジャガーがデイヴ・グロールとコラボした新曲“Easy Sleazy”をリリースしたが、2人がタッグを組むきっかけとなった裏話を双方が別々のインタビューで明かしている。
「Express」によると、メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒが司会を務めるApple Musicの番組『It’s Electric 』に出演したデイヴが、ミックとの馴れ初めは10年近く前に遡ると語った。
2012年に、米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の収録でミックが司会を務めたとき、デイヴは番組のプロデューサーからゲスト出演してほしいとオファーを受けたのだという。
そのエピソードはシーズンの最終回だったため、番組がスタジオの隣にあるスケートリンク付きのスクエアで打ち上げパーティーを開催。フー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスのカバー・バンド、チェビー・メタルが演奏を頼まれ、デイヴがミックにステージで一緒に演奏しないかと声を掛けたそうだ。
「俺たちはミックに、『ステージに上がって、俺たちと一緒に演奏しませんか?』って誘ったんだ。そしたら彼が、『ああ。気が乗ったらね』って答えて、それからパーティーが始まった。俺たちはミックを目にして、『お願いだよ~、ミック・ジャガー』って頼んだら、彼がステージに上がって“Bitch”を演ってくれたんだ。最高だったよ」
それ以来2人は連絡を取り続け、BBC 6 Musicのインタビューでミックが“Easy Sleazy”のアイディアを思いついたときに最初に連絡したのがデイヴだったと明かしている。
「俺たちは『サタデー・ナイト・ライブ』で一緒に演奏して、ストーンズの曲をいくつかやった、それから俺たちは連絡を取り続けてたんだ。デイヴのスタイルが好きだよ。チャーリー・ワッツのドラムを聴いたら彼だとわかるように、デイヴも聴いたら彼だとわかる。彼のハッキリした性格が伝わってくるんだ。それに、彼は本当にロックしててエネルギーに溢れてるし、そこが好きなんだよ。それで俺が、『で、どう思う? 何か一緒にやらないか?』って声を掛けたのさ」
“Easy Sleazy”の視聴はこちらから。
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