1992年から2003年までジューダス・プリーストを脱退していたフロントマンのロブ・ハルフォードが、「本当はバンドを辞めたくなかった」と明かしていることがわかった。
1992年にバンドを脱退後、ロブはFightや2WOといったプロジェクトに加え、ソロとなるHALFORDでも活動。2003年にジューダス・プリーストにカムバックしている。
「Blabbermouth」によると、フランスのラジオ番組『Heavy1』に出演したロブは、2020年に出版された自伝『Confess』について「脱退について自分の言い分を伝えるのは重要だったのですか?」かと質問され、こう答えている。
「俺がジューダス・プリーストを去りたいと思うなんて――正式に脱退なんて――絶対にあり得ない。あれは本当にコミュニケーションの崩壊が原因だったんだ。アーティストとミュージシャンは超繊細な人間で、すごく些細なことに(ネガティブに)反応する。俺はディーバ……ディーバ・メタル・ゴッドだし、アーティスティックかつ繊細で感情的な本能が反応してしまった。
だから、実際に何が起こったのか説明する機会だと思ったんだ。それまでに10年も掛けなくちゃいけなかったなんてクレイジーなように思えるけど、俺が自伝で言ったように、いくつかの脱退理由は俺だけじゃなくて色んなところにあった。だから、ハッキリさせておくのは重要だと思ったんだよ」
なお「The Telegraph」は、ロブの自伝『Confess』について、2020年に出版された著書で「最も赤裸々で驚くべき回顧録の一つ」だと評している。
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