【科学でロック】チーズが美味しくなる音楽ジャンルは果たして? スイスのチーズメーカーと芸術大学が共同研究

【科学でロック】チーズが美味しくなる音楽ジャンルは果たして? スイスのチーズメーカーと芸術大学が共同研究

スイスのチーズメーカー「Beat Wampfler」と同国ベルン芸術大学の研究チームが、約22ポンド(約10キロ)のエメンタールチーズ9個に、6カ月間、毎日24時間、異なる音楽のループを聴かせる実験を行ったことが明らかになった。

「NME」によると、ロックを聴かせるチーズにはレッド・ツェッペリンの“天国への階段”、ヒップホップはア・トライブ・コールド・クエストの“Jazz (We’ve Got)”、クラシックはモーツァルトの“魔笛”、テクノはVrilの“UV”を聴かせたという。

また、無音の中に置いたり、単純に高・中・低周波を聴かせるという実験も同時に行われたそうだ。


実験後、スイス応用化学大学の食品研究チームの技術者がチーズを調べたところ、音楽を聴かせたチーズは、そうでない物よりもマイルドな風味を持ち、なかでもヒップホップを聴いていたチーズは、他のサンプルよりも香りと風味が強いそうだ。

その後、料理専門家の審査員が2回にわたり目隠しをされたままでチーズを試食したが、食品技術者が出した結果と類似しており、ヒップホップを聴かせたチーズの味が一番だったという。

専門家は、ア・トライブ・コールド・クエストを聴かされたチーズは、「香りと味においてもフルーティーな風味が際立ち、他のサンプルとは著しく違っていた」とコメントしているそうだ。

Beat Wampflerによると、チーズにAC/DCやブルース、ジプシー音楽を聴かせてほしいとのリクエストを既に受けているとのこと。
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