同作には1987年のデビューアルバム『ソニック・フラワー・グルーヴ』から2016年の『カオスモシス』までの全11枚のオリジナル・スタジオ・アルバムより、“Gentle Tuesday”、“Loaded”、“Rocks”、“Country Girl”など30曲が収録されているとのこと。
さらに「NME」が1986年にリリースしたコンピレーション・カセット『C86』と1986年のシングル『Crystal Crescent』のBサイドに収録されていた“Velocity Girl”を加えた合計31曲を最新リマスター音源にて収録し、CD2枚組仕様で発売される。
また、同収録曲を年代で分けた2種類のアナログLP、ダウンロード、ストリーミングも同日発売される。なお、日本盤CDに関する詳細は後日発表となるとのこと。
ボビー・ギレスピーは今回のリリースにあたり、バンドにとってのシングル曲について以下のように語っているとのことだ。
1985年のデビュー作“All Fall Down”からというもの、僕たちはシングルを美的な選択肢ととらえてアプローチしてきた。バンドとしての僕たちの意思表示としてね。
僕たちはラジオから(デヴィッド・ボウイの)“Suffragette City”や(T・レックスの)“Metal Guru”が流れてくる中で育ってきた。セックス・ピストルズの4枚のシングルは素晴らしかった。PiL(パブリック・イメージ・リミテッド)の“Public Image”は他のどんな曲とも違って聞こえた。プリンスやマドンナは見事なヒット曲を生み出してきた。そういうのが僕たちのアプローチであり続けたんだ。
僕は昔からトップ40もののポップ・ラジオが大好きだったし、ザ・フーの『ミーティ・ビーティ・ビッグ・アンド・バウンシィ』みたいなグレイテスト・ヒッツ・アルバムが大好きなんだ。
アラン・マッギーが“Higher Than the Sun”についてこんなことを言っていたのを憶えているよ。「これはヒットにはならないだろうけど意思表示にはなるだろう」ってね。素晴らしいシングルは世の中に出て、主流じゃない考え方もあるってことを人々に見せることができる。孤独感を和らげてくれるんだ。
『MAXIMUM ROCK ‘N’ ROLL: THE SINGLES』の詳細は以下。
●リリース情報
『MAXIMUM ROCK ‘N’ ROLL: THE SINGLES』
発売日:2019年5月24日(海外発売日)
仕様:2枚組CD / 最新リマスター音源
●トラックリスト
【CD1】
1. Velocity Girl(「Crystal Crescent」B面 1986年)
2. Gentle Tuesday(『Sonic Flower Groove』 1987年 )
3. Imperial(『Sonic Flower Groove』 1987年)
4. Ivy Ivy Ivy(『Primal Scream』 1989年)
5. Loaded(『Screamadelica』 1991年)
6. Come Together(『Screamadelica』 1991年)
7. Higher Than The Sun(『Screamadelica』 1991年)
8. Don’t Fight It, Feel It(『Screamadelica』 1991年)
9. Movin’ On Up(『Screamadelica』 1991年)
10. Rocks(『Give Out But Don't Give Up』 1994年)
11. Jailbird (『Give Out But Don't Give Up』 1994年)
12. (I’m Gonna) Cry Myself Blind(『Give Out But Don't Give Up』 1994年)
13. Kowalski(『Vanishing Point』 1997年)
14. Star(『Vanishing Point』 1997年)
15. Burning Wheel(『Vanishing Point』 1997年)
16. Swastika Eyes(『XTRMNTR』 2000年)
17. Kill All Hippies(『XTRMNTR』 2000年)
【CD2】
1. Accelerator(『XTRMNTR』 2000年)
2. Miss Lucifer(『Evil Heat』 2002年)
3. Autobahn 66(『Evil Heat』 2002年)
4. Some Velvet Morning (with Kate Moss)(『Evil Heat』 2002年)
5. Country Girl(『Riot City Blues』2006年)
6. Dolls (Sweet Rock and Roll)(『Riot City Blues』 2006年)
7. Sometimes I Feel So Lonely(『Riot City Blues』 2006年)
8. Can’t Go Back(『Beautiful Future』 2008年)
9. Uptown (Weatherall mix)(『Beautiful Future』 2008年)
10. 2013(『More Light』 2013年)
11. It’s Alright, It’s OK(『More Light』 2013年)
12. Goodbye Johnny(『More Light』 2013年)
13. Where the Light Gets In (With Sky Ferreira)(『Chaosmosis』 2016年)
14. 100% or Nothing(『Chaosmosis』 2016年)
CD2枚組のさらなる詳細と、LP2枚組『MAXIMUM ROCK N ROLL: THE SINGLES VOL.1 1986-2000』と『MAXIMUM ROCK N ROLL: THE SINGLES VOL.2 2000- 2016』それぞれの詳細はSony Music Entertainmentの公式サイトでご確認ください。