マーズ・ヴォルタのギタリストであり、プロデューサー/コンポーザーでもある、オマー・ロドリゲス・ロペス。2007年5月にジャケ写のバッファローのイラストがインパクト大のソロ3rd作『Se Dice Bisonte,No Bufalo』をリリースしたばかりだが、早くも次なるソロ・アルバムが発売される。
タイトルは『キャリブレーション』で、12月15日にウルトラ・ヴァイヴより日本先行で発売されることが決定した。キャブレーションとは、“補整や調整処理”を意味する言葉で、コンピューター関連や、画像処理の工程などでよく用いられるが、この言葉をタイトルに冠した同作品で、オマーはディレイやフィルターなどエレクトロニックなエフェクトを多用し、ダブ的手法を大胆に導入しているという。
これまでのソロ作品同様のアヴァンギャルドさを備えつつも、大胆なエフェクトが施されたことにより音数が増え、ポップな側面も強まっているという。
楽曲は、オマーがオランダのアムステルダム居住時に書き下ろした。アルバムにはマーズ・ヴォルターの全メンバーが参加しているほか、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテがヴォーカルや作詞で、ビースティ・ボーイズのサポート・メンバーとしておなじみのマニー・マークもシンセサイザー奏者として参加している。