Mrs. GREEN APPLE、傑作最新アルバムと、日本のポップを更新する熱意を語る!
2017.01.20 20:00
多彩で鮮やかな楽曲にシリアスなメッセージを乗せ、メジャーデビューから1年半で驚異的な成長を見せている新世代バンド・Mrs. GREEN APPLE。1年ぶりの最新アルバム『Mrs. GREEN APPLE』がヒットを記録している彼らが、現在発売中の『CUT』(2月号)でロングインタビューに答えて語っている。
海外のティーンズポップなどにインスピレーションを受けたという最新アルバムには、もっと開かれた音楽を作り、自分たちももっと開かれた存在になっていくのだという意志が示されているという。つまり、最新のポップミュージックを提示するだけではなく、バンドそのものが輝きを増すべきだという想いが作品に込められているのだ。
大森「たしかに自分を開くことが一番大切なことだと思っているし、自分らは音楽というツールを使って発信しているだけで、それ自体に固執しているわけではないんです。だから音楽もそうなんだけど、僕ら自身がもっとかっこいいって思われなきゃいけないと思うし、それが自然に共有できてるのかなって思ったりします」
また、彼らの楽曲が多くの人々に届くようになったことで、彼ら自身の世界の見え方も変わってきているという。本作に収録された楽曲では、今までで最も率直なメッセージが、素直な言葉のまま綴られている。それは歌詞を手がける大森自身が、これまでは世の中に対するモヤモヤを綴ることを楽しんでいたが、今ではその次を考えられるようになったからだという。
大森「僕が作る音楽が僕だけのものじゃなくなってきたっていうのはやっぱり大きいと思うんです。僕は『わかってほしい!』とか『知ってほしい!』っていう気持ちで音楽を始めたところがあるんだけど、だんだん自分が嘆くだけの音楽だと、それが快感じゃなくなってきたところがありました」
最新アルバムを通して、考え方やメッセージを素直に届けようとしているミセス。全力で進化し続ける彼らの未来へのイメージと信念が感じられるインタビューだ。
『CUT』 2017年2月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143542