エミネム、歌詞がふさわしくないとしてハイド・パークに出演却下されていた

エミネム、歌詞がふさわしくないとしてハイド・パークに出演却下されていた

エミネムの作品の歌詞が攻撃的でふさわしくないとして、ハイド・パークでのフェスティヴァル出演が却下されていたことが明らかになっている。

エミネムはハイド・パークでブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティヴァルを開催している大手興行団体のAEGといったん出演する合意に至ってはいたが、その後ハイド・パークの運営団体であるロイヤル・パークスからエミネム歌詞のせいで公園利用者が納得しないとして却下されたとデイリー・ミラー紙が明らかにしている。

ロイヤル・パークス代表のリンダ・レノンはメールで次のように説明したという。

「当該アーティストは全面的にリスクがあることを顕示してきました。それは特にわたしたちの公の定評に関わってくる問題としての意味においてです。歌詞が一部の人々を傷つけるものだと判断され、また公園全体で、あるいは地域全体の住民にとって聴くに堪えないものだと判断されるような歌詞を作品としているアーティストのどのような活動も受け入れられないものだと考えます」

この判断に関しては、ロンドンのボリス・ジョンソン市長に対してこうした決定を取り下げるように働きかけるようにも要請されたというが、市長側はエミネムなどどこの誰かも知らないと突っぱね、この問題に介入するつもりはまったくないと請け合わなかったという。

AEGのジム・キングは今回の判断の妥当性への疑問を「あまり些細なことにまでこだわりたくはありませんが、わたしたちのやろうとしているイヴェントの外でも攻撃的な歌詞がどれだけたやすく耳に入り、そう理解されているのかということを疑問に感じざるを得ません」と語り、エミネムがなんかしらの理由で「イギリスで演奏してはならないと判断された事例などこれまで一度もたりともない」とも反論している。

なお、エミネムはブリティッシュ・サマー・タイムへの出演はかなわなかったものの、7月11日と12日にはウェンブリー・スタジアムでのライヴを控えていて、先月、この問題について次のように語っていた。
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