再生を終えて、ひとまず深呼吸をした。あまりにも膨大な情報量、静と動を行き交い、多次元に振り回されるような爆発力、そして緻密な音一つひとつに込められた意志という熱量。もともとジャンルの枠にとらわれない…
コロナ禍でも着実にシングルを発表し続けているビリー・アイリッシュ。最新の“Therefore I Am~”ではフランスの哲学者ルネ・デカルトの提唱した命題「我思う、ゆえに我あり」をタイトルに引用し奇をてらった感…
当代最高のポップ・クイーンであり、フェミニスト/アクティビストとしても現代を代表するアイコンであるアリアナ・グランデ。その約2年ぶり6枚目のアルバムがこれ。 新型コロナによるパンデミックが世界中を覆…
ファン投票を反映したベスト盤。瑞々しい歌声のハーモニー、心地好いコードの響き、幻想的な色合いのシンセサウンドが絶妙に融合していて、圧倒的にキャッチーなのに、いつもどこか寂しげなのがCzecho No Republic…
2019年のワールド・ツアーからベスト・テイクを厳選した2枚組ライブ・アルバム。話題となった船上ライブ「Boaty Weekender」など、すべてのライブ・テイクを聴き返して、全23曲を選び抜いたという。ベスト盤のよ…
40年ぶりとなる『マッカートニー』シリーズの3作目だが、どうして今これなのか。それはコロナ禍で音楽制作についてはひとりっきりでするしかなくなったからだとポール・マッカートニー自身も明らかにしている。た…
ドラマ『時をかけるバンド』のオープニング曲“オレンジ”、エンディング曲“pray”の2曲を表題曲、劇中使用曲“衛星”をカップリングとして収録した、両A面&トリプルタイアップシングル。“オレンジ”の爽快なポ…
ソニーミュージック内の新レーベルThreethumsから、TVアニメ『ゴールデンカムイ』の第3期OPテーマというタイアップつきで堂々とメジャーシーンに繰り出したFOMARE。表題曲“Grey”は、仲間との再会を目指して未開…
ストリングスをフィーチャーした煌びやかなアレンジ。歌謡曲のエッセンスがむんむんと薫るメロディ。大人の爛れた恋愛沙汰を描いたリリック。どこを切り取っても、彼らにとって明らかなる新境地である。8月のメジ…
結成15周年を迎えたOAUの、全17曲というボリュームを誇るベストアルバム。体温を感じるほど近い距離から聴こえてくると思ったら、今年の彼らのキャッチフレーズは「Life With You, OAU」だった。まさに、どんな人…
オバマ前アメリカ大統領の回顧録第1巻が世界的なベストセラーを記録しているタイミングで、ミシェル夫人の(これまた)ベストセラー自伝『マイ・ストーリー』と連動した話題の同名ドキュメンタリー映画のサントラ…
ジミが亡くなったのは70年9月18日。その約ひと月半ほど前の7月30日にマウイ島の野外で行われたライブは、状況や環境はどうあれジミの最晩年を代表する素晴らしいものだ。あの時代ならではのヒッピー・カルチャー…
1stから2ndまでは16年かかった。でも2ndからこの3rdまではたったの4年である。いや、4年でも十分に長いが、それでもファンにとっては「たったの」なのだ。 前作『ワイルドフラワー』でわかってしまったが、もう…
今年3月にリリースした1stフルアルバム『From DROPOUT』から約8ヶ月。秋山黄色の最新リリース曲は、ドラマ『先生を消す方程式。』の主題歌。“サーチライト”と名づけられたこの楽曲は、彼のこれまでの楽曲の中で…
打首獄門同好会が2020年にMVやツイッターで発表してきた7曲に、未発表曲“ああ無性”を加えたミニアルバム。“筋肉マイフレンド”のようにコロナ禍前からライブでやっていた曲もあるが、“新型コロナウイルスが憎…
これまでHYDEがソロ曲で見せたメタルコア的アプローチからさらに踏み込んで、メタルの中でも超低音リフで存在感を示すジャンル=ジェント直系のサウンド越しに、凄絶な音の次元を切り開いてみせたニューシングル表…
ライブ活動は随分前に再開していたし、昨年の“Light Your Fire”以降は配信シングルもリリースしていたので、かなり首を長くして待たされた感のある、そのぶん聴き応えも膨らむ5年ぶりのアルバム。“Changes!!!”…
表題曲“虹”は、石崎ひゅーいが作詞・作曲を手がけ、約1年もの試行錯誤を経て完成したウエディングソングであり、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌でもある。ピアノやストリングスのサウンドをフィーチ…
アッパーな4つ打ちのビートとギャンギャン鳴るギターのリフ。キラリンと鳴るシンセが、ベスト盤を経てアップデートされた王道を邁進するKANA-BOONの姿を後押しする。“シルエット”しかり“まっさら”しかり、幸福…
コロナ禍という未曾有の状況のなか、予定していたシングルではなく、逆境を乗り越えるメッセージをふんだんに込めた3.5thアルバム『LETTERS』をリリースしたBiSH。そこにはまっすぐな意志の強さと熱いエモーション…
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