ゲームを通じて親交を深めたという、ビッケブランカと岡崎体育のコラボ曲。詞はふたりの共作だが、作曲と編曲はビッケブランカで、リリース元はビッケブランカの所属レーベル。なので、当初はビッケブランカのシングルに岡崎体育がゲスト参加、みたいな感じだったが、制作していくうちに「これフィーチャリングじゃなくて並列じゃない?」という仕上がりになっていった、だからクレジットもそうしたのではないか、と推察します。
ビッケブランカが得意とする柔らかめでメロウなEDMトラック、こうして改めて聴くと、岡崎体育が作る80年代テクノポップっぽいトラックと通じるものがあるし、歌詞がはっきりと聴き手の耳に届くストレートな歌唱のしかたも、驚くほど近い。なので、キャリアを積んだ漫才コンビのように、息が合っている。意外。でもおもしろい。あと、下手したら、普段それぞれがやっている曲よりも届くターゲットが広いのでは、という感じもする。なお、CD+DVD盤とCDオンリー盤には、それぞれ違うオーディオコメンタリー付き。(兵庫慎司)
意外なくらい合っている
ビッケブランカ VS 岡崎体育『化かしHOUR NIGHT』
発売中
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SINGLE