カウントダウン・ジャパン1213を終えて

カウントダウン・ジャパン1213を終えて

今回のカウントダウンは10回目という事で開催前から我々運営スタッフも気合いが入っていました。
これまでで一番たくさんの方に参加を決めていただき、皆さんの期待の大きさをとても強く感じる10回目でもありました。
冬、屋内で開催される大型フェスという、きっと世界でも他に例のないことに挑戦したのが10年前でした。正直、僕達もどうなっていくのか先の見えないスタートでした。
1回目はステージは2つ、3日間開催、動員も今回の3分の1くらいでした。
アーティスト・ブッキングにも苦労しました。くるり、向井くんには、日にちを変えて2回も出てもらいました。とてもありがたかった事を憶えています。
それから回を重ねる度にカウントダウン・ジャパンは成長していきました。
会場の拡大、新たなステージの増設,4日間開催、アストロ・アリーナの開設、いろいろな節目を経て現在の形が出来て来ました。元日開催という、1回で挫折してしまった試みもありましたが(笑)
夏フェスとは違うカウントダウンならではの雰囲気も、回を重ねる度に独特なものが作られて来ました。
今回、カウントダウンの瞬間、どこのステージも参加者の方で一杯でした。飲食エリアで電光時計が0になるのを待つ方も結構いました。
参加者の方それぞれがそれぞれの思い持ってカウントダウンの瞬間を迎える、今回その時、会場に居て冬フェスがひとつのゴールに到着したような気持ちになりました。
当初、社内でも反対意見の多かった冬フェスですが、始めて良かったと思いました。
フェスというのはそこに集まった参加者やアーティストの思いがエネルギーとなって動いていくものです。年が改まる、年末や年始に大きな意味を持たせている我々日本人にとって、カウントダウン・フェスはたくさんの思いを集める、とても意義深いものなのでは、そんな事も感じました。
無論、10回目はひとつのゴールですが通過点でもありスタート点でもあります。
今回、開催中から次回はこうしようというアイデアがスタッフから次々と出されました。参加者の方により大きな驚きと感動を感じていただけるように頑張ります。アイデアがいろいろあって、今から開催したいくらいです(笑)
写真は元日、参加者の方が全て退場し、この後の撤収作業の開始を待つ会場。この景色を見ると今年もたくさんのフェスを作って、たくさんの人に楽しんでもらいたいという気持ちになります。
今年もよろしくお願いします。
渋谷陽一の「社長はつらいよ」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on