雨が降り続いたフジに、猛暑が厳しかったサマソニ。
今年の夏フェスは、環境的に非常にタフで、なんだかようやくその疲れが癒されてきたような気がするくらいだけど、それでも今年の夏フェスがあれだけ盛り上がったのは、やはりとてつもなく充実したラインアップのおかげだろう。
これは、本誌では何度も書いているが、ホントに今年は、ベテラン・アクトの底力とともに、次の世代を代表するアクトの健闘を数々見られたのがとにかく良かった。
それこそ、マムフォード・アンド・サンズ、スクリレックス、ファン.、ツー・ドア・シネマ・クラブなど、もはや海外ではヘッドライン級の活躍しているアクトから、サヴェージズ、ハイム、ジェイク・バグなどの“ロックの未来”まで、とにかく気になるフレッシュ・フェイスがそろった今年の夏フェスはロック・ファンとしても非常に楽しめた。
それを総括しているのがロッキング・オン10月号。
是非、まだなら、手にとっていただきたい。
※番外編
そんな中、演奏以外でこの夏、印象に残ったこと。
1 スクリレックスのずっこけ
2 ケンドリック・ラマーの500円カッパ
3 ハイム、ダニエルのSGのかまえ(かっこよすぎる)
4 ロケット・フロム・ザ・クリプトの寸劇の数々
5 ウィルコ・ジョンソンの男気と日本愛
6 マイブラの衝撃の5分ノイズ(これぞ掟破り)
7 ハーツ、セオのナルシズム(これも、かっこよすぎた)
8 フライング・ロータスの「カメハメハ」
9 ミューズ、マシューのケツふりダンス
10 ペット・ショップ・ボーイズの男ダンサー×2人
11 終演後も延々とステージにいるメタリカ
12 最初から手を組んでいたローゼズ(涙)
13 ジェイク・バグの白いTシャツ
14 スマパン、ビリーの自虐ネタ
15 ピース、ハリソンの白いオーバーオール
16 ウィリー・ムーンのナルシズム(これもまた、かっこよすぎた)
17 チャーチズ、ローレンのアイドルっぷり
18 リンキン、ジョセフ・ハーンのオタク丸出しのX-MENシャツ(自分も大好きなんで、めちゃくちゃ共感できました)
ただ正直、一番ビックリしたのは、写真をセレクトしているとき、ゼブラヘッドのステージに岡本夏生がいたこと。
当日は彼らのライヴを観てなかったので、そのシュールな写真を観たときの驚きとは!
10月号にばっちり載せているので、是非。(内田亮)