昨日は渋谷でシーケイ(SEEKAE)のライヴを観た。
オーストラリア出身の3人組で、ダブステップ以降の新人エレクトロ・バンドの期待株として、来日をかなり楽しみにしていた。先に朝霧JAMに出演していたので、今回は来日中の2回目のライヴ。7月に日本盤が出たアルバム『+DOME』は、ベッドルームのPCで構築したコズミックな音世界を、生楽器で丁寧にひとつひとつ組み立てなおした温かい手触りの力作だった。ライヴで観る彼らは、思った以上に初々しくて、爽やかなんだけどちょっとナード。
全員わりと体格いいのに、3人とも思いっきり猫背なところが、いかにも「オーストラリアのナード」って感じだった(笑)。演奏が始まると、3人はステージ前方に横並びで、ざっくりキーボード、ドラムマシン、ベースという分担作業で楽曲を組み立てていく。で、半分位の曲は、ステージ後方の生ドラムで直接リズムを叩く。実際に観た印象としては、パフォーマンスが初々しい分、生ドラムで叩く曲のオーガニックさが際立って、めちゃくちゃ気持ちよかった。「ダブステップ以降」という枕言葉は、もちろん今後どんどん乱発されるジャーゴンになると思うんだけど、彼らは音にも佇まいにも肩肘張ったところが全然無いから、安心して進化を見守りたい。フォー・テットとか好きな人は好きだと思うので、まだ知らない方は、ぜひ。(松村)