「今日すげえ3マンだったと思わない?」という小野武正の言葉がこの日を象徴していた。
毎年5月に開催されている野外フェス「METROCK」の番外編「METROCK ZERO」。どれだけビッグになったバンドも最初はライヴハウスから始まった。そんな原点にスポットを当てた本イベントの記念すべき第1回目が行われた。
超満員に膨れ上がったEX THEATER ROPPONGI。そのトップバッターを飾ったのは夜の本気ダンスだ。「僕たちがZEROからライヴを作っていく」と米田貴紀は語り、有言実行、灼熱のダンスフロアへと変貌させる。二番手のドラマチックアラスカは新曲(これが素晴らしかった!)まで投下する気合いの入れっぷりで、大いに観客を沸かしてくれた。そして、トリを務めたKEYTALKは今日の出演バンドの中で「まさかの最年長」だったようで、貫禄漲るステージングでドッカンドッカン盛り上げる。アンコールは3バンド入り乱れてスペシャルセッションに突入し、12月という季節にピッタリのロマンチックな洋楽カヴァーまで披露する大盤振る舞い! そこでも楽しい仕掛けがあったりして、終始お祭り騒ぎの様相を呈した。詳しくは後日アップされるレポートを読んでください。(荒金良介)