「すごすぎて笑ってしまう」と「美しすぎて泣ける」が波のように押し寄せながら、最後には音楽の高揚と生命の輝きのようなものが心の中をひたひたと満たしている、そんなライブだった。
研ぎ澄まされた照明演出と精緻なバンドアンサンブルによって聴き手の集中力と没入感を最大限引き出してくるライブスタイルは、エンターテインメントの原初であると同時に、今の音楽シーンの中では唯一無二の新しさにも繋がっていると思う。その世界を束ねる菊池剛のアレンジとますます自由になる甫木元空のボーカルがとにかく素晴らしかった。(畑雄介)