ニール・ヤング&クレイジー・ホース9年ぶりの新譜発売詳細発表!
2012.03.21 09:00
ニール・ヤング&クレイジー・ホースが9年ぶりに発売する新譜の詳細が明らかになった。
発売は6月5日で、タイトルはずばり『AMERICANA』。アメリカのフォーク・ソングのカバーであり、プレス・リリースの説明によると、「そのほとんどは、”プロテスト・ソング”、”マーダー・バラード”または、キャンプファイアを囲んで歌う曲として、世界的に歌い継がれた曲であり、また、普通の人々を歌う共感できる物語のある曲である」。
また「それぞれの曲は、アメリカで代々受け継いできたアメリカを形成する大事な遺産であり、また我々が現在使う”アメリカーナ”の原型として、アメリカの歴史を情報とドキュメントにして歌に託し受け継いできたものだ」。
「それぞれの曲の共通点は、失われたアメリカを歌う点において、今アメリカで起きていることとも共通し、アメリカ人が非常に共感できるものになっているのではないかということ。もしかしたら、200年前の曲に今のほうがインパクトを与える可能性すらある」。
「歌詞には今の社会にも渦巻く懸念が描かれていて、経済的、文化的混乱の社会において非常に深い意味を持つことになると思う。とりわけ、今年は大統領選挙の年でもあるので」。
しかも、ニール・ヤング自らがそれぞれの曲の短い歴史について解説!
こちら。
http://download.wbr.com/neilyoung/booklet.pdf
今作のプロデューサーは、ニール・ヤング、John Hanlon、Mark Humphreys。
以下トラックリスト。
Oh Susannah
Clementine
Tom Dooley
Gallows Pole
Get A Job
Travel On
High Flyin' Bird
She'll Be Comin 'Round The Mountain
This Land Is Your Land
Wayfarin' Stranger
God Save The Queen
これから発売のロッキング・オン最新号にも掲載させていただいた、ブルース・スプリングスティーンも当初は、ゴスペル・アルバムを作り始めたところから最新作の『レッキング・ボール』の制作が開始したと言っていた。さらに「アメリカン・ドリームとアメリカの現実の距離を計るのが自分の仕事だった」ということも。アメリカが”アメリカ”でない、ことを歌うという点については、共通するものを感じると同時に、そのタイミングと言い、内容と言い、ニール・ヤングの正しさ、素晴らしさにも感動し続けるばかり。
まだ音は聴けてないですが、非常に楽しみ!