TVで放送されるグラミー賞授賞式ではわずか10部門しか発表されないが、その前からネット上で残りの70以上の賞が発表される。
その中でも毎年、自分にとって「心のナンバー1」と言えるアルバムがノミネートされてることが多いのが、オルタナティブ・ミュージック・アルバム部門だ。
今年のノミネーションは:
"Daddy’s Home”, St. Vincent
“Shore”, Fleet Foxes
“If I Can’t Have Love, I Want Power”, Halsey
“Jubilee”, Japanese Breakfast
“Collapsed In Sunbeams”, Arlo Parks
そして、セイント・ヴィンセントがグラミー賞を受賞した。おめでとうございます。彼女は、サマーソニックの出演も決定している。
以下アルバム発売時、コロナ禍に行ったライブ配信映像。
彼女はいつも衣装が素敵だけど、今回はグッチ。
彼女のプロデューサーであり、テイラー・スウィフト、ロードなどのプロデュースも手掛けているジャック・アントノフも、ノン・クラシカルの最優秀プロデューサー賞を受賞している。
今回ノミネートされたアーティストの中では、セイント・ヴィンセントはじめ、フリート・フォクシーズにも、ジャパニーズ・ブレックファストにもインタビューさせてもらっているので、それぞれ嬉しかったが、もし投票権があったら、絶対にフリート・フォクシーズに1票入れていたと思う。
また、この5組中、フリート・フォクシーズを除く4組が、サマーソニックまたはフジロックに出演が決まっている。
ーフリート・フォクシーズのレッドカーペット姿。ジョニ・ミッチェルを見られて喜んでいた。
フリート・フォクシーズ は、全米とヨーロッパ・ツアーが決まっている。ぜひ日本にも来てもらいたい。今回のツアーで興味深いのは、『SHORE』はロビン・ペックノールド1人で作ってしまった作品だということ。ツアーで初めてメンバーと一緒に演奏するので、どのような形になるのか聴くのが楽しみだ。
これはコロナ禍に1人で行ったライブ。
ージャパニーズ・ブレックファストは、最近SxSWに出演し、Bon Iverの”Skinny Love”をカバーして話題となっていた。
またオノ・ヨーコのトリビュート・アルバムにも参加している。
さらに、自伝が大ベストセラーとなり、映画化が決定したので、現在脚本の執筆にも忙しいと語っていた。
ーホールジーは、今作がとりわけトレント・レズナーとアッティカス・ロスのプロデュース作であることでも話題となっていた。
ーアーロ・パークスは、最近クレイロの前座という最高の組み合わせで全米ツアーを行なっていた。NY公演にはなんとフランク・オーシャンが観に来ていた。
米TV番組出演時の映像。
さらに、ハリー・スタイルズの”ウォーターメロン・シュガー”をカバーするという最高の組み合わせ。
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