ジャスティン・ビーバー今週末来日! NYでの最新ライブは超盛り上がり+今年最高のエンタメ・ショー

  • ジャスティン・ビーバー今週末来日! NYでの最新ライブは超盛り上がり+今年最高のエンタメ・ショー - pic by AKEMI NAKAMURA

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今週末8月13、14日に、ついに来日公演が行われるジャスティン・ビーバー!

その直前に行われたNYでの最新ライブが最高の盛り上がりだった。私が今年観たライブの中でもダントツで一番の盛大なエンターテイメントだったと思う。

元々去年発売された“ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?”が個人的にも大好きだったし、スクリレックスやディプロと組んだ流れでの最新作『パーパス』は、ジャスティンとして初週最高の売り上げを記録しグラミー賞も初受賞。批評家からの評価も高いという文句なしの作品だった。ベタな言い方だけど、完全にティーン・アイドルから脱皮した作品だったと言える。

なので、今回のツアーへの期待はそれでなくても高かったのだけど、その期待を上回る内容だった。

ジャスティンのツアーは過去2回観てきて、それまでもエンターテイメント性は常にずば抜けていた。でも今回は、最新作の完成度と評価のおかげで、さらに内容的にパワーアップしていたと思う。16歳くらいから20代前半を中心とした熱狂的な女子のファンだらけの会場は、それでなくても何が起きても絶叫に次ぐ絶叫、大合唱に、踊りまくり、ではあったのだけど(笑)。

もちろん、スクリーンの映像やライトがきれいなのは昨今の技術の向上により当たり前とも言えるけど、今回のツアーはそのセンスも抜群。パイロも上がりまくるし、NYではバーニーズで売られていたネオグランジと言える現在流行の衣装を何度も着替えていた。フロアのど真ん中には、宙にぶら下がったステージまであり、もちろんそこでジャスティンが歌ったのだけど、なんと、それがトランポリンにもなっていて、バック転なども披露。しかも、そんな大掛かりなセットなのに、1曲でしか使わないという贅沢さ。

セットの派手さでも十分見応えがあるのだけど、それも二の次。例えば幕開けは、最新作『パーパス』の1曲目でもある“マーク・マイ・ワーズ”だったのだけど、大大大歓声の中、ジャスティンは透明の箱の中に入って登場する。しかも、最新作の1曲目を飾るその曲は、のっけから煽ってやれというアップテンポな曲ではなく、スロウだし、しかも思いきりエモーショナルだ。それが今回のポイントと言えるかもしれない。箱の中に入った姿も、オープニングで映される映像で水の中を彷徨う姿も、大エンターテイメントの中で、彼の孤独とか悲しみなど、エモーショナルな面を描き、それがド派手なセット交わることで、今回のツアーをさらに意味のあるものにしていたような気がする。

そもそも『パーパス』という作品も、一度自分を見失った彼が、歌い続ける、生き続ける目的(=『パーパス』)を見出すという内容だった。ライブにおいては、君たち(=ファン)がいたから僕は歌い続ける意味を見出したと言っていたし。エンターテイナーとしてもものすごく正しい。今回のツアーは、なんと『パーパス』通常盤の収録されている13曲を披露する新作中心のセットリストで、完全に今のジャスティンを堪能できる内容になっているのだけど、もちろん大ヒット曲、“ベイビー”も惜しみなく披露していた。

アコギの弾き語り、ドラムソロまで披露する場面もあり、ドキュメンタリー映画『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』の中で、子供の頃にドラムを叩いていた姿などを思い出してしまった。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニーもそのドキュメンタリーを観て思わず泣いてしまったと言っていたけど(笑)。単に顔がかわいいだけで出て来たわけではないということを改めて知る場面だった。

終盤に、「人生はいつでも楽というわけではない」と語り、まだ22歳なのに……とも思ったが、ここまで世界中の人達の目にさらされながら様々な経験をしてきたことを思うと、そんな言葉にもリアリティがある。「でも必ずみんながここに生まれてきた目的があるはずだからそれを信じて頑張って欲しい」とのメッセージを語り、“パーパス”を披露。

最後には、そんな山あり谷ありでも頑張る姿を象徴するかのごとく、本当に“雨”の降る中、“ソーリー”で再びエモーショナルに、しかしド派手な電飾の中ポップなダンスを披露し、ライブは盛大に締めくくられた。

セットリストはツアー中だいたい同じなので、最新作を聴き込んで行ってくださーい。

ジャスティンは、アメリカでは、なんとハイエンドなバーニーズでその衣装やTシャツを売っていたけど、日本でもラフォーレ原宿でポップアップストアを開くそう。アメリカのツアー物販の長蛇の列はハンパなかったので、時間節約のために原宿に行ってみるのも良いかも。

来日の詳細はこちら。
http://www.universal-music.co.jp/justin-bieber/news/2016/05/12/

以下セットリスト。
July 18 New York Madison Square Garden setlist
1. Mark My Words
2. Where Are U Now
3. Get Used to It
4. I'll Show You
5. The Feeling
6. Boyfriend
7. Home to Mama
8. Love Yourself
9. Been You
10. Company
11. No Sense
12. Hold Tight
13. No Pressure
14. As Long As You Love Me
15. Drum Solo
16. Children
17. Life is Worth Living
18. What Do You Mean?
19. Baby
20. Purpose
21. Sorry
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