レイジの勝利、その後。

http://www.nme.com/news/rage-against-the-machine/48971

というわけで2009年最終週のUKシングル・チャートを制したのはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。
彼らの1992年のシングル、“キリング・イン・ザ・ネーム”がダウンロードだけで50万枚のセールスを記録し、
「Xファクター」の優勝者、ジョー・マケルダリーの“ザ・クライム”を5万枚上回って見事1位に輝いた。

ダウンロードだけで50万枚という数字はUKチャート史上初の快挙とのこと。
「イギリスのキッズによる草の根の運動が実を結んだ快挙だ」とザックも喜びのコメントを寄せている。

ちなみに今回のセールスによって得た収入は全てチャリティに充てるとレイジは明言しており、
また、2010年のレイジのUKツアーについても約束している。

しかし、ジョー・マケルダリーの“ザ・クライム”が2位とは言え45万枚ものセールスを記録していて、
レイジの今回の「突発的ムーヴメント」さえ無ければコレが年間1位の売り上げであったのも事実。
むしろ「Xファクター」の仕掛け人サイモン・コーウェルはレイジのキャンペーンを上手く利用して、
マケルダリーのプロモーションに転用していったようにも思える。

今日のロンドン通信で児島さんも嘆いているけれど、
本当にクリスマス週のUKチャートは完膚なきまでに終わっている。
レイジの“キリング・イン・ザ・ネーム”はチャートを正道に戻す何がしかであったと言うよりも、
この週の、もっと言えば近年のUKチャートそのものの歪を浮き彫りにしたようにも思う。


<シングル・チャート>
1. Rage Against The Machine - 'Killing In The Name'
2. Joe McElderry - 'The Climb'
3. Lady Gaga – 'Bad Romance'
4. Peter Kay's Animated All Star Band – 'The Official BBC Children In Need Medley'
5. 3OH!3 - 'Starstrukk (feat Katy Perry)'
6. Robbie Williams - 'You Know Me'
7. Cheryl Cole - ' 3 Words'
8. Rihanna – 'Russian Roulette'
9. Journey - 'Don't Stop Believin''
10. Black Eyed Peas – 'Meet Me Halfway'

<アルバム・チャート>
1. Susan Boyle – 'I Dreamed A Dream'
2. Michael Buble – 'Crazy Love'
3. Black Eyed Peas – 'The END'
4. Lady Gaga – 'The Fame'
5. JLS – 'JLS'
6. Robbie Williams - 'Reality Killed The Video Star'
7. Snow Patrol - ' Up To Now'
8. Westlife – 'Where We Are'
9. Leona Lewis - 'Echo'
10. Take That – 'The Greatest Day – The Circus Live'
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