TV・オン・ザ・レディオのデイヴ・シーテックをベースに迎え、8年ぶりの新作『The Great Escape Artist』を制作中のジェーンズ・アディクションについて、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロはジェーンズこそが「80年代ヘアー・メタルの荒地からロックを導き出した」バンドであって、ニルヴァーナではないと語っている。
アメリカの大手楽器店チェーンのギター・センターの特にロスアンジェルスのサンセット・ブルヴァード店ではミュージシャンの手形を地面に並べたハリウッド・ロック・ウォークを展示しているが、6月1日にジェーンズ・アディクションの手形の披露式典でプレゼンターを務めたトムはこう語ったとか。
「ニルヴァーナは初めてブレイクを果たしたオルタナティヴ・バンドとして、音楽を変え、1980年代のヘアー・メタルの荒地からロックを導き出したたバンドとしてよく名前が挙がるけど」とトムは語った。「でも、それは事実とは違うよ。それはジェーンズ・アディクションだったんだから。インスピレーション豊かで、知的で、恐ろしくロックを感じさせ、そして、アーティスティックに深いものだった」。
ジェーンズ・アディクションのボーカルのペリー・ファレルはこのスピーチに対してこうコメントしている。「あのスピーチを聞いたら、あまりにも身体の調子がよくなっちゃって、もう2度と自分の顔の様子を鏡で確認する必要もないと思うよ。あのスピーチの音源を毎朝再生すればいいだけさ」。
ジェーンズの新作『The Great Escape Artist』は今年の後半にもリリースされるのではないかと見込まれている。
トム・モレロのスピーチの動画はこちらから(2分07分過ぎから)→
http://www.youtube.com/watch?v=ennmf23tfc0&feature=player_embedded
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