東京都町田市出身のメンバーによって結成された6人組バンド・Billyrrom。
彼らはバンドメンバーである以前に友達である。撮影中のメンバー同士の何気ない会話やインタビュー時の掛け合いなどを見て、「仲のいい地元の友達と話す時のノリってこんな感じだよなあ」と微笑ましくなったと同時に、友人たちと大きな夢を沢山叶えていく姿になんだか羨ましくもなった。
地元の友達と結成したということは楽器が得意なメンバーが集結したわけではないので、バンド結成時は6人中4人が楽器未経験者という特殊なスタートだった。しかも楽器を始めてから3ヶ月後には初ライブの出場が決まっていたメンバーもいたりと、これまた異例なパターン。
「各々がもともと楽器が上手かったとかじゃなく、型ができあがる前にバンドがあったから、それぞれがバンドに合わせて成長していってる感じ」(Mol)
「これができるようになったからこの曲をやるというよりかは、こういう曲をやるっていうのが先にあって、そこに向けてやって越えていくみたいな感じ。できないことを先に言っちゃう」(Shunsuke)
とインタビューで語っているように、Billyrromが急激に成長し続ける理由の一つが、自分たちの現在地など関係なしにとにかく先に大きな夢や目標を掲げ、その夢に向かって頑張る状況を自ら作り出すという行動力とストイックさにある。その結果、結成時に掲げていた「3年後にフジロックに出場する」という大きな夢を2年連続で叶えてしまう。彼らはまるで観る人に勇気と希望を与える物語の主人公のようだ。
そんなBillyrromの最新作『WiND』は自ら第二章を掲げるアルバムで、音楽を通して友達であるメンバーや身近な人への愛を洗練されたサウンドに乗せて歌っている。そして、友人同士ならではの結成時のエピソードから愛に溢れたアルバム『WiND』までじっくり話を聞いたインタビューは、JAPAN11月号に掲載中。
心地のいいグルーヴを浴びながら、ストイックすぎるエピソード満載のインタビューを読んでみて欲しい。(伊五澤紗花)
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颯爽と新時代を切り拓き次世代ポップミュージックを創り出す──グルーヴィなサウンドに乗せて歌うBillyrromの大きな愛の物語についてJAPAN初インタビューで迫りました
2024.10.29 20:30