井浦新×松井良彦のスペシャル対談、CUT10月号に掲載。表出させるべき時代や社会への「怒り」を問う

井浦新×松井良彦のスペシャル対談、CUT10月号に掲載。表出させるべき時代や社会への「怒り」を問う

東日本大震災から10年後の福島を舞台に、原発事故の影響で家族や希望を失った青年たちを描いた現在公開中の映画『こんな事があった』。本作に出演する井浦新さんと、松井良彦監督がCUT10月号に登場してくれています。

『追悼のざわめき』を手がけた松井監督の18年ぶりの新作であるこの作品で、井浦さんは主人公の幼馴染の真一(窪塚愛流)の父を演じます。構想から長い時間を懸けて公開に至った今の心境や、撮影期間にお互いが受け取ったものについて、おふたりのスペシャル対談でたっぷりと語り合っていただきました。
以下、インタビューを一部抜粋してご紹介します!

僕が井浦くんを初めて知ったのは、NHKの『日曜美術館』っていう番組で司会をされているのを観た時なんです。司会って普通台本に従うように進めるものだと思うんですけど、井浦くんはその時その時に正直に自分の感じたこと、想像したことを、ダイレクトにゲストと語り合っていたんです。「この子、いいなぁ」と思って。そして映画を観てますます「いいじゃん」と思って、出演も決まっていないのに井浦くんの当て書きに近い感じで脚本を書きました(松井)

監督はこれまでの作品でもずっと怒っていて、今回もすごく怒っている。でも実際にお会いすると、その怒りをどこにしまい込んでるのかな?と思うぐらい優しさに溢れている方なんです。いいことも悪いこともあった上で何かに対して怒ってる、だから優しいんだろうなって僕は感じました。それにこの映画に出てくる若者たちは大人たちよりも怒っているんです。だから、この作品は若者に観てほしい。僕がこの作品から感じるのは、「若者たち、もっともっと怒っていいんじゃない?」っていうこと(井浦)

松井監督にとって身近であった福島を舞台に、長い長い構想を経て、そして監督が熱中症になってしまい一時は中断したという撮影が再び同じ布陣で動き出した奇跡も含め、「公開を前にこうして取材を受けているのも特別なこと」と話してくださった監督。その監督の言葉に深く頷く井浦さん。おふたりとも互いへの信頼と尊敬を感じる、読み応えたっぷりのインタビュー全文は、ぜひ誌面でご確認ください。

また誌面には、インタビューだけでなく井浦さんのソロカットと、おふたりのツーショットも掲載しています。ツーショット撮影中に「おふたりで談笑してるところを撮影させてください!」とお伝えすると、最初は微笑みながらお話していたおふたりでしたが、だんだんと互いに向き合いカメラも忘れて楽しそうにお話する場面も。CUT10月号は9月19日(金)発売です。(阿部文香)

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CUT10月号は現在以下よりご予約可能です。

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