初めての芝居はすごく楽しかったんですけど、やっていくうちに、自分がまだまだできていないことも当然わかってくるんです。表現の乏しさというか、引き出しの少なさというか。『仮面ライダー』では生瀬(勝久)さんが一緒だったんですけど、やっぱりすごく面白くて、「なんでこんなに面白いんだろう」ってすごく考えるようになって。そういう経験から、「どうしたらうまくなるんだろう。もっとうまくなりたい」という気持ちが芽生えて、グッと芝居へのギアが入りました
僕の中で一番大きかったのはやっぱり舞台です。デビュー以降ずっと映像の仕事が続いていたのもあって、舞台みたいにひとつのセリフに時間をかける経験をしていなくて。何回も同じことをやって、何回もダメ出しされながら、いいものを目指す。そういう舞台の時間は、すごく成長できるなと感じます。(中略)人間の感情って喜怒哀楽の4つだけではじゃないし、怒る中にもいっぱい種類がある。そういう微妙なニュアンスを広げようと思ったら、何度もやるしかないんです。そう考えた時に、舞台だといろいろ試せるし、違った時にはちゃんと違うと言ってくれる人がいる。トライができるのは舞台のいいところだと思うので、やっぱり現場に出てなんぼだなって、めちゃくちゃ思います
「30歳になった今のご自分の姿は、芸能活動を始めた時に想像していたものになってますか?」という質問には渡邊さんらしいお答えも。こちらはぜひ、誌面でご確認を!
また今回は、韓国で撮影したという「渡邊圭祐 2024年カレンダー」のアザーカットを掲載させていただいています。渡邊さんの「今」を感じられるページを、ぜひお楽しみください。(田中春香)
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