オーストラリアとニュージーランドの6都市を1月から2月にかけて回るツアー型フェスティヴァル、ビッグ・デイ・アウトへの出演を中止にしたブラーに代わって、ビーディ・アイとデフトーンズとザ・ハイヴスが急遽参加することが明らかになっている。
ブラーはアーケイド・ファイアとパール・ジャムに並ぶヘッドライナーとして出演する予定だったが、交渉が決裂したとして先週、出演を中止したことを明らかにしていた。運営側のA・J・マダーはその後、バンド側の要求で運営側が断ったのは、アーケイド・ファイアとの出番を入れ替えたいというものだけだったと明らかにしていて、「スタッフ全員、これだけ下手に出ていたのになぜフェス側のせいにされるのかさっぱりわからんね」とツイートしている。なお、ブラー側は次のように出演中止の理由を発表していた。
「開催まであと8週間という段階にきてバンドとしては、運営者側の常にハードルの高さを変えてきては条件も変えようとする態度に、このままずるずる引っ張られるわけにはいかないと、ブラーは今回ビッグ・デイ・アウトには行けないという告知をファンに明らかにする判断に至りました。運営側とも密に連絡を取って、最善を尽くしながら実現のためのオプションをすべて考慮しましたが、運営側にはがっかりしましたし、引いてはみんなをがっかりさせることになってしまいました」
なお、ビッグ・デイ・アウト側はその後、アークティック・モンキーズ、ジェーンズ・アディクション、キングス・オブ・レオン、ザ・ブラック・キーズ、マッシヴ・アタックらに打診したというが、どれも実現せず、今回の3バンドに落ち着いたという。マダーは土壇場の吊り上げ交渉のせいで、ことごとく破談になったことを明らかにしていて、『ザ・ガーディアン』紙では今年はブラーの代役の3バンドの出演費捻出のため、ほとんど儲けが出なくなったと見込まれていると伝えている。