来年の4月に50歳を迎えるトゥールのメイナード・キーナンは自身が率いる別ユニット、プシファーとア・パーフェクト・サークルの両バンドとのライヴで誕生日を祝うと明らかにしている。
ライヴは5月10日にロスアンジェルスのグリーク・シアターで行われるが、今年から再結成しているオルタナティヴ・バンド、フェイリアの特別ライヴも演目に入っているとのことで、メイナードは「これは俺のお願いごとリストのひとつを実現させてもらういい機会になったわけで、それがフェイリア再結成なんだよ。これ以上に嬉しい誕生日プレゼントなんて考えられる?」という声明も発表している。
なお、プシファーは8月にリミックス集『All Re-Mixed Up』をリリースし、ア・パーフェクト・サークルは12月3日にコンピレーション『Three Sixty』をリリースしていて、さらにア・パーフェクト・サークルは自身のレーベルからライヴ・ボックス・セット『A Perfect Circle Live: Featuring Stone and Echo』を11月26日に、プシファーもライヴ盤『What Is…』をやはり自身のレーベルから11月26日にリリースしている。
その一方で、新作の制作が進んでいると伝えられるトゥールだが、メンバーが音源を周到に見直すことが多いので作業は遅々としたものになっているともメイナードは『ローリング・ストーン』誌に語っている。
「ある意味で連中の方が俺よりよっぽど完璧主義者なんだよ。でも、みんなの才能をいくら信じると言ったって切りもあるよね。なにも700回もやり直さなくたっていいと俺は思うんだけどな。最初の閃きをもっと信用してもいいと思うんだけど。でも、あいつらがそうしたいって言うんだったらもうしょうがないじゃん」