モリッシー、食中毒による南米ツアー中止に際して謝罪の声明を発表。その全文訳

モリッシー、食中毒による南米ツアー中止に際して謝罪の声明を発表。その全文訳

先日、7月9日からスタートする予定だった南米ツアーをキャンセルしたモリッシーだが、ファン・サイトのトゥルー・トゥ・ユーに次のように謝罪の声明を寄せている。「完璧だったペルーをそっくりそのまま失ったことのぼくのこの悲しみを言葉に置き換えることなどできない。嗚呼、この暗雲よ! 凱旋したような高揚感を伴うリマの愛に迎えられた後、凶報はトマト・ソースのペンネというレストランのごく簡単なパスタ料理という形に姿を変えてぼくたちのもとを訪れたのだった。3時間後にはぼくとセキュリティのリアムはふたりとも、うわ言まで漏らす程恐ろしく、起き上がれない病の手にかかって、伏せっているしかなくなった。猛烈な毒性を持った食中毒にはつきっきりの薬物投与でようやくどうにかなるというものだ。いかにもぼくらしい成り行きではないか。喜びに取って代わる悲しみと、どんな理想の家庭の団欒にも潜んでいる頭痛の種。こんなことはぼくにしか起きえないことなのだ。ぼくはロスアンジェルスに戻り、かかりつけのジェレミー・ファイン医師の専門的な指導により、来るアルゼンチンとブラジル公演までにはしっかり治るとの確約を得た(それもはかなげで心もとない口調ではなく)。しかし、ファイン医師の言葉からなぜ我が愛するチリが忽然と姿を消してしまったのかぼくにはまったくわからない。中止と順延が延々と積み重なっていくこの流れの中でぼくが個人的に感じている恥辱と苦々しさの大きさはもはやとても量れないほどだ。これ以上ぼくの精神が貶められたとするならば、ぼくはもう背を伸ばしていられるだけの威厳も失うことになるだろう。ぼくたちはみな、生物学的な偶然の結果として生かされていて、ぼくは決して使い古された文句でもって言い逃れるのをよしとするわけではないが、ペルーまで足を運んだみなさんには地に伏してのお詫びを申し上げたい。悲しいかな、この闇の影もまた同じ旅路を追ってぼくたちを襲ったのだ。人生を一年生きるごとにこの身が朽ちて崩壊する日に一歩近づくことになるわけだが、しかし、ぼくはドブの中に倒れて事切れるまで、一人でも多くの聴きてを探し続けることだろう。この世の魂のすべてを込めて
モリッシー
2013年7月12日ロスアンジェルス」なお、アルゼンチンとブラジル公演の興行を請け負っているT4Fによれば、この両国でのツアーはそのまま開催されることになるとのこと。なお、ペルーとチリ公演の興行を請け負ったロドリゴ・ペレスによれば、食中毒の原因となったレストランはペレスがバンド一行には勧めなかった店だったという。
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