モリッシーの斬新かつ深淵な迷言20。オアシスへの辛口評や身だしなみへの独特のこだわりなど

モリッシーの斬新かつ深淵な迷言20。オアシスへの辛口評や身だしなみへの独特のこだわりなど

本日11月17日、モリッシーの約3年ぶりのニュー・アルバム『Low In High School』がリリースされた。

ご存知の通り過激とも言えるほどの動物愛護家であり厳格なヴィーガンであるモリッシーは、「僕はとても幼い頃に音楽の世界に迷い込んだ。そしていまだに迷ったままでいる」といった発言にも表れているように、そのユニークな感性を以って星の数ほどの名言(迷言)を残してきた。

この度rockinon.com編集部では「The Telegraph」「Consequence Of Sound」「NME」「Rolling Stone」などの海外メディアを参照しつつ、1977年のデビューから40年を数えるモリッシーの迷言20をピックアップ。

「音楽について」「動物愛護について」「他のアーティストについて」そして「生活について」の4項目に分けて以下に紹介していく。新作に耳を傾けながら楽しんでほしい。

音楽について


Morrissey - November Spawned A Monster

アーティストは人間ではない。僕の40パーセントは張り子なんだ。

言うまでもなく、僕はセックスに興味があるし、すべての曲はセックスに関連している。ジェンダーに関して、とても興味があるんだ。僕は第四の性の使者だと思ってる。第三の性はもう終わった存在で、しかも失敗に終わっている。マーク・アーモンド(同性愛者と公言)もどきは本当に惨めだ。「陳腐」が顔を付けて歩いているようなものだけれど、僕が強く欲しているある種のメンズ・リブと親しい部分もある。

明日、もしも電車に轢かれて死んだとする。そしたら僕は、英国のポップ・ミュージック界の歴史上最も偉大なアーティストとみなされるんだろう。これは簡単な予測だけどね。


動物愛護について


Morrissey - Meat Is Murder

燃やされる動物たちの匂いには本当に気分が悪くなる。肉の匂いがするのが分かる……そしてそれはきっと人間の肉なんだ。

動物を食べることと、小児性愛には何の違いもない。どちらもレイプであり、暴行であり、殺戮だ。生き物を食べる人を紹介されたとしても、その場を立ち去る。

食肉は幼児虐待と同等の道徳レベルにある。このふたつは同じものだ。動物は子どもと似ている。僕たちのことを保護者として見ている。僕は狂牛病や口蹄疫、その他それに続く疫病の発生に対しては自負さえ感じている。「いやあ、何を期待していたんだい? これまで何年も言われてきたことじゃないか」ってね。


他のアーティストについて


Morrissey - We Hate It When Our Friends Become Successful

オアシス

彼らはとても従順だなと思うよ。ノエルに神のご加護を。彼には『Bob’s Full House』(英老舗クイズ番組)の出演が約束されていることだろう。


エルトン・ジョン

彼は常に全力で自分の私的な生活について話してくる。誰も興味を持っていないのに。どこかに行ってしまえばいいと思う。

エルトン・ジョンの生首を僕に献上してくれ……これは唯一、非「ミート・イズ・マーダー」的行為だ。もし彼の首が皿に乗って供されればね。


マドンナ

マドンナはすべての事象のバカバカしさと攻撃性を強化する。憐れな成人女性。マドンナは、何よりも組織化された売春に近い存在だ。


ビヨンセ

サイは絶滅危惧種だ。しかしその原因は地球温暖化や種の減少が原因ではない。原因はビヨンセが所有している大量のハンドバッグだ。


ザ・キュアー

ロバート・スミスは単に耳障りな存在。


ザ・スミス

ザ・スミスを再結成するぐらいだったら自分のタマを食べる。これはベジタリアンである僕が言っているんだ。


生活について


Morrissey - Spent the Day in Bed

髪型が間違っているということは、人生そのものが間違っているということ。

ロング・ヘアは許し難い無礼だ。極刑に値する。

精神科医には1度か2度かかったことがある。彼らはただ座って、頷いて、お絵かきをしているだけ。

「気取っていないあなたを最後に見た人は誰ですか?」との質問に対して

僕をこの残酷な世界に招いたあの医者だろうね。

人間というものは、根源的に孤独な生き物だ。そしてそれは、他の誰にも左右されることのない事実でもある。なぜならその相手も孤独なのだから。人生とは、遊び心のない仕事と同じ。笑いながら死ぬ人間が存在しないことがそれを証明している。

自分のベッドに寝転んでいる時、僕は人生、そして死について考える。そしてそのどちらにも、さして魅力は感じない。

僕が本心を話すことはほとんどない。




なお、リリースされた『Low In High School』の収録曲12曲のタイトルもすべて一癖あるものだ。トラックリストは以下の通り。

1. My Love, I’d Do Anything for You
2. I Wish You Lonely
3. Jacky’s Only Happy When She’s Up on the Stage
4. Home Is a Question Mark
5. Spent the Day in Bed
6. I Bury the Living
7. In Your Lap
8. The Girl from Tel-Aviv Who Wouldn’t Kneel
9. All the Young People Must Fall in Love
10. When You Open Up Your Legs
11. Who Will Protect Us From the Police?
12. Israel
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする