ピート・ドハーティ、エイミー・ワインハウスとの恋愛関係について語る

ピート・ドハーティ、エイミー・ワインハウスとの恋愛関係について語る

ピート・ドハーティは昨年7月に亡くなったエイミー・ワインハウスとの関係について語っていて、恋愛関係にあったことを認めている。

現在在住しているパリのカフェで『ザ・デイリー・メール』紙の取材を受けたピートはエイミーとかつて交際していたことを認めながらも、ふたりの関係は痛々しい形で終わったことを次のように涙ながらに明らかにしたという。

「これは俺としても認めるのは辛いところなんだけど、それは事実なんだよ。エイミーと俺はかつて恋仲だったんだ。あの頃、俺はエイミーを愛していたし、やっぱり、今でも愛してるよ。でも、最後の頃は、恋人同士なら、えてしてそうなるように、エイミーは相当俺を邪険にして冷酷に扱ったよ。エイミーは愚かな人間には容赦なかったんだ。それとこれはマジなんだけど、エイミーの右フックは強烈だったよ……」

また、ピートは有名であることのプレッシャーがエイミーをアルコールと薬物中毒へと追い込んでいったと語っていて、元々エイミーは「小柄だったし、本当に繊細だった」とも語っている。

「2010年の8月にはケンティッシュ・タウンのフォーラムでザ・リバーティーンズの再結成ライヴのウォームアップをやってね、俺が泊まってたホテルの部屋に戻ってきてくれたんだ。でも、エイミーがホテルを出たらパパラッチがみんなエイミーを追っかけてね。ケイト(・モス)と付き合ってた頃にいかにつきまとわられたかという嫌な思い出が蘇ったリしてきたよ」

「エイミーが自宅の玄関を30台くらいのカメラ・レンズを押し付けられることなく出ていくことってありえなかったわけだからね。そんな日常の方程式の中にクラックが忍び込んでくると、それこそ命取りなんだよ。エイミーはなにについても加減ってものをしなかったからね」

ピートはエイミーについて綴った曲も書いていて、"Flags From the Old Regime"というその曲は「すごくスローでメロディアスでもある」ので、これまで自分がやってきたどんな曲とも違うと語っている。

その一方でピートは自身も顔を出していたパーティでバルコニーから転落して死亡した俳優のマーク・ブランコについても語っている。

この転落事故については昨年の時点で物的証拠が不十分なため事件性はないと判断されたが、マークの母親のシャーリー・ブランコはその後もマークは突き落とされたのだとしてきちんとした捜査が行われるように訴えていて、今も法廷でこの事故の当局の扱いに対して訴訟を起こしている。

「あの事故がどれだけきわどく思えるかってことはよくわかるよ。あの遺体を俺がまたいで怖くなって通りを走って逃げたことを俺がどれだけ恥じ入っているかわかる? マークの母親はよからぬことが起こったと信じて疑ってないから、そのせいで自分への責めと拷問を続けていて、お願いだからそれをやめてくれないかと俺はいつもいつも心の中で祈ってるんだ。よからぬことなんて、あの時なにも起きてなかったと俺にはわかるんだ。あの部屋は閉じられてて、パーティに参加してた人であの時バルコニーに一緒にいた人なんていなかったんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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