リアム・ギャラガー、「ジョン・レノンは俺にとってすべてを意味してる」と語る
2012.09.20 21:15
ビーディ・アイのリアム・ギャラガーはジョン・レノンへの愛を語っていて、ポール・マッカートニーよりも好きだと明らかにしている。
過去60年の究極の音楽アイコンというテーマでジョン・レノンの特集となった最新号のNMEでリアムは、ジョンは自分にとって「すべてを意味する」と説明し、次のように語っている。
「ジョン・レノンは俺にとってすべてを意味してるんだ。ソングライターとしてポール・マッカートニーより上だとは言わないし、どっちも違っていてそれぞれにすごいと俺は思う。ただ、俺にとってはジョンの方がもうちょっと美しくてもうちょっと狂ったところがあるから、俺はジョンが好きなんだ」
さらにリアムはポール・マッカートニーについては元オアシスの兄ノエル・ギャラガーにたとえて、どちらもやさしすぎると語っている。
「ポール・マッカートニーはノエルみたいなんだよ。つまり、やさしすぎるんだよね。ジョンはねじくれたところがあって、俺はそういうのが好きなんだ。特に一番好きなのはジョンの声なんだよ。話してる時の声も大好きだよ! あの声ってファッキン・メガ級にすごいよ。でも、歌っている時の声がやっぱり一番だな。政治的な意見はどうかって? どうでもいいね、政治なんて興味ねえから。でも、そのほかのすべて、ジョンが歌っている声、ジョンの曲、そしてジョンの言葉、これは俺には世界そのものなんだ」
さらにソングライターとして誰もジョンの領域には達していないが、ザ・ラーズのリー・メイヴァースは近いところまで行ったのではないかと語っている。
「ソングライターとしては誰もジョンの域に達したやつはいないと思うし、そんなこともないんだろうと思うよ。リー・メイヴァースは近いところまでいったけど、また、別な方向に行っちゃったからね。俺の兄貴は結構いい線行ってるけど、ジョンが持っていたあのファッキン狂気みたいなものがないんだ。兄貴は普通のやつでしっかりした曲を書くってもんで、リー・メイヴァースの方は狂気が過剰だったっていうか」
「ジョンはそういうものを全部以上に持っててさ、それでまた別なところに行っちゃうんだよね。常にそういうことが起きてるわけで、だから絶対に飽きが来ないんだよ。ジョンについて退屈になって来たっていう時は、それは自分自身について退屈になってきてるってことになるよね。俺は自分について飽きたことなんてないからな」
(c) NME.COM / IPC Media 2012