カイザー・チーフスのアンドリュー・ホワイト、今もメインストリームでの成功を欲していると語る

カイザー・チーフスのアンドリュー・ホワイト、今もメインストリームでの成功を欲していると語る - 2011年作『ザ・フューチャー・イズ・メディヴァル』2011年作『ザ・フューチャー・イズ・メディヴァル』

昨年リリースした新作『ザ・フューチャー・イズ・メディヴァル』をアメリカ向けにパッケージし直して3月6日に『Start The Revolution Without Me』としてあらためてリリースするカイザー・チーフスだが、バンドとしては今もメインストリームでの成功を欲してやまないという。

『ザ・フューチャー・イズ・メディヴァル』は当初、ネットでファンに20曲のうちから10曲選んでダウンロードしてもらうという形でリリースされたが、こうした変則的な試みのせいでアルバム自体のセールスがかなり伸び悩んでしまったことをバンドはこれまでも認めている。しかし、ギターのアンドリュー・ホワイトは、自分もバンドも、早くまたシーンで脚光を浴びられるようにしたいと語っている。

「あの場所にはいたことあるし、それなりの達成もぼくたちはもう済ませてるよ。スタジアムでもやったし、1位もいくつも獲ったし、賞もいくつも獲ってきた。でも、まだ欲しいんだ。自分のなかのある部分は『そろそろただ楽しんで成り行きに任せろよ』と囁くんだけど、『またあそこに戻って波にもまれたい』と叫ぶ声もまた聞こえてくるんだよ」

さらにアンドリューはチャートでのギター・ミュージックを次のように嘆いている。「昔も今も、ろくでもない音楽はいつだって巷に溢れてたもんだけど、少なくともかつてはレコード会社がそれをふるいにかけてくれるくらいのことはしてくれてたんだ。でも、いまだに新しいオアシスも新しいザ・スミスも出て来てないし、ぼくとしてはイギリスのギター・ミュージックをまた若返らせるためにも、そういうバンドに絶対に出て来て欲しいんだよ」。

ギター・ミュージックの現状についてはドラムのニック・ホジソンやヴォーカルのリッキー・ウィルソンも先に「バンドをやるにはちょっと微妙な時代だよ。ギター・ミュージックの人気が史上最悪なものになっているのはみんな承知の事実だからね」と語っている。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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